山形正宗
お酒の特徴
明治31年(1898)初代水戸部弥作が創業した蔵元である、水戸部酒造から販売されています。
100年以上の歴史があり、立谷川(たちやがわ)の伏流水(硬水)および地場産米を用いた手造りにいるものです。水戸部酒造は、「徹底した手造りで最高品質の日本酒を醸す」ことをモットーとして、現在は毎冬手造りで約500石の醸造を行っています。
口に入る時点で最高の酒質であるように研究に研究を重ね、地道な作業を繰り返すことで唯一無二の高みに達しています。また、効果的であると思われることを積極的に取り入れ、品質向上に不断の努力をしています。製造量が少ないのは、すべて最高品質で提供したいという想いからです。
「槽(きぶね)」搾りという、伝統的な搾り道具である木槽の中に、もろみの入った酒袋を積み重ねて丁寧に搾る製法で造られています。この製法によって、より自然で最後の一滴まで雑味のない酒を造ることが出来ます。良質で豊かな立谷川の伏流水を利用出来る場所に立地していることから、仕込みにはこの水を使用しています。
この水には、酒造りに効果的なミネラルを多く含む硬水であったために辛口の酒を造ることができています。生酒を除いて一本一本丁寧にビン火入れを行い、冷蔵庫内で貯蔵・熟成しています。一番低価格の純米酒からすべて、品質に妥協することなくこの方法で加熱処理を行っています。
お酒の味わい
豊かな米の旨みがあり、辛口でキレのある味わい。
特に、ひと夏の熟成させた秋あがりの旨さは格別で、素材を生かした日本料理との相性は抜群です。
米本来の旨みをシンプルに表現し、インパクトはないが、深みと幅のある味わいで飲み口もさっぱりしています。