ボウモア(BOWMORE)
お酒の特徴
1779年創業のウイスキーブランド。商人だったデビッド・シンプソンが創業したアイラ島最古の蒸溜所です。
ボウモアとは、ゲール語で「大きな岩礁」を意味しており、浜辺に面していることから蒸溜所内は潮の香りに満ちています。海抜ゼロメートルに位置する「第1貯蔵庫」で熟成された原酒からは磯の香りが漂ってきます。また、ボウモア蒸溜所には、蒸留器が4基、ウォッシュバック(発酵槽)が6槽あり、伝統的な製法を守り、フロアモルティングを行っています。
またフロアモルティングを行うことで、麦芽の総需要量の40%をまかなっています。ボウモアはアイラ島の大切な産業であり、島民の生活を支えてきました。言うまでもなく、地域とのつながりが強く、ビジターセンター(地域の案内を行っている施設)や蒸溜廃液から出る熱を利用した温水プールなどを建設し、島民の福祉に貢献してきました。
また、エリザベス女王が訪問したアイラ島の蒸留所は、ボウモア蒸留所だけであり、由緒ある蒸留所です。
お酒の歴史
アイラ島最古のボウモア蒸留所は1779年に創業されました。創業から数十年間は、小規模経営をしていました。1837年にW&J・マター社傘下となった時は、年間生産量は3640リットルしかなかったと言われています。
その後、生産量を増やし、ブランドを成長させ、スタンレー・P・モリソン傘下となりモリソンボウモアとして製造していました。1989年には、日本のサントリーが出資し、1994年には完全子会社化しています。
お酒の豆知識
フロアモルティングとは、まず水槽の中で2日間水に浸した大麦を、床に広げて4時間毎に撹拌し、約1週間かけて空気を入れ替えるようにして発芽させます。麦の発芽によって発生する熱を均等にする必要があり、それには高い技術が要求されます。
現在、フロアモルティングを行っているところは、数える程しかなくなっています。
高価買取強化
- ボウモア ブラック / 42年 1964年蒸留BOWMORE / Black 42years Old 1964年
- ボウモア ホワイト / 43年 1964年蒸留BOWMORE / White 43years Old 1964年
- ボウモア / 37年 バーボン樽熟成BOWMORE / 37years Old Bourbon Cask 1968年
- ボウモア / 34年 1971年蒸留BOWMORE / 34years Old 1971年
- ボウモア / 25年BOWMORE / 25years Old
- ボウモア / 16年 ポート樽熟成 1989年蒸留BOWMORE / 16years Old 1989年
- ボウモア / 18年BOWMORE / 18years Old
- ボウモア / 15年 ダーケストBOWMORE / 15years Old Darkest