シャトー・モンローズ(Chateau Montrose)
お酒の特徴
シャトー・モントローズは、フランスのボルドー地方のサンテステフの最もジロンド川に近い小高い丘に86haの畑を所有するシャトーです。土壌は、粘土と泥灰の下層土および砂利と黒い砂で構成されています。畑は排水性が良く、ぶどうの樹が根を深くのばすことができ、土壌の養分をたくさん吸収できるので、品質の良いぶどうを収穫しています。
シャトーの立地条件の良さが、優れたワインを生み、世界に認められてきました。
ぶどう畑では、65%のカベルネ・ソーヴィニヨン、25%のメルロー、および10%のカベルネ・フランが栽培されています。モントローズのワインはタンニンが多く、優れたヴィンテージの熟成には20年かかると言われています。
シャトー・ラトゥールと並ぶ最も熟成に時間を要するワインとして知られていましたが、1970年代後半から、ぶどう品種の割合を変え、品質を変えました。そして、1980年代後半からは、品質が向上しさらに愛好家を増やしました。
お酒の歴史
1815年にデュムーラン家がシャトーを設立しました。その後は、ドルフュス家、オスタン家が所有し、19世紀末からは、シャルモリュ家が所有していましたが、2006年からは資産が豊富なブイグ家がシャトーを買収し、シャトーの支配人には、シャトー・オー・ブリオンにいたジャン・ベルナール・デルマスを迎え、シャトーを経営しています。
2010年には、シャトー・フェラン・セギュールの畑の一部を買い上げ、畑を拡大させました。
お酒の豆知識
シャトーのあるサンテステフは、ボルドー地方のAOCのメドック地区にある自治体(村)のひとつです。メドック地区は、ボルドー市の北西にあり、上質なワインを生む地区として知られています。しかし、ワインの名産地としての歴史、比較的浅く、17世紀にオランダから干拓技術が伝わるまでは沼地が多く、ワインの生産には適していませんでした。
高価買取強化
- シャトー モンローズ / Ch.Montrose 1996年
- シャトー モンローズ / Ch.Montrose