グラン・マルニエ(グラン・マニエ)(Grand Marnier)
お酒の特徴
グラン・マルニエとは、1880年にアレクサンドル・マルニエ・ラポストル により産み出されたフランスのオレンジリキュールの一種であり、コニャックにビターオレンジの皮などを加えて造られるオレンジ・キュラソーの一銘柄です。
コニャックにビターオレンジの皮などを加えて、オーク樽で熟成させて作られています。アルコール度数は40度で、食後酒としてストレートで飲まれるだけではなく、カクテルやデザートにも用いられています。
「コルドン・ルージュ」、「コルドン・ジョーヌ」や、チェリーを原料としている「チェリー・マルニエ」もあります。コルドン・ジョーヌは、コニャックではなく穀物酒を原料としており、コルドン・ルージュと比べると格下にランク付けされています。また、ストレートで飲むよりもカクテルやデザートに適しています。
グラン・マルニエ・マルガリータ、コスモポリタン、グラン・マルニエ・サイドカー、グラン・マルニエ・オレンジ、ダーティ・ハリー、グラン・ミモザ、B52などのカクテルに用いられています。
お酒の味わい
オレンジのフルーティーな香りとまろやかな甘味が特徴です。グラン・マルニエは、高温でも香りが飛びにくく、フランベするデザートや、食後酒、カクテルなどによく使われています。
お酒の歴史
その起源は、1827年のジャン・パティスト・ラポストルによる蒸留所の設立に遡ります。1880年にジャンの義理の息子であるアレクサンドル・マルニエ・ラポストルによって産み出されました。
社交界で人気となり、多くの人を魅了してきました。1912年に沈没したタイタニック号からも、そのボトルが見つかっています。