シャトー・マルゴー Chateau Margaux
お酒の特徴
ナポレオン3世の希望によって、1855年に格付けがつくられ、その当時から5大シャトーの先頭を争ってきたワインです。フランスにとってシャトー・マルゴーはただのワインではなく、フランスの栄華の象徴と言えます。
ジロンド県のボルドーの北、メドック地区マルゴー村にあるシャトー・マルゴーは、ボルドー1級シャトーとして格付けされ、5大シャトーの一つとして大きな存在感を放っています。
1990年には、パーカーポイント（ワイン・アドヴォケイト誌でロバート・M・パーカー氏が各ワインに付ける点数）で見事100点を獲得しています。
マルゴーは、一切費用を惜しむことはしないと、誇りを持ってワイン造りに取り組んでいます。
そのなめらかな口あたり、そして味の繊細さと上品さは、女性的なワインとして世界中の人に広く親しまれています。
マネージング・ダイレクタ―であるポール・ポンタリエが、今もその高い品質を守り続け、力強さと優美さを兼ね備えるシャトー・マルゴーの現在の年間生産量は、約35万本です。
お酒の歴史
シャトー・マルゴーは、17世紀からその名を知られており、当時は「ラ・モット・ドゥ・マルゴー」と呼ばれていました。その時はまだ、ただの農園でぶどう畑はありませんでした。
1855年、ワインの格付けが実施されたとき、シャトー・マルゴーだけが、20点満点中20点を獲得しました。
1950年頃にジネステ一族の所有となるが、70年代のワイン不況およびワインの不出来の影響で売却することになります。その後すぐ、ギリシャ系のアンドレ・メンツェロプロスが買い取り、有名な醸造技術者であるエミーユ・ペイノーの助言の下で再建しました。
お酒の逸話
代表的なエピソードとして、1970年代後半、経営難に陥ったマルゴーがアメリカの企業に売却されそうになった時、フランス政府が「シャトー・マルゴーをアメリカ人に売ることは、彼らにエッフェル塔やモナリザを渡すということと同じである」と、フランスの栄華の象徴であるシャトーの売却を認めませんでした。
シャトー・マルゴーは昔から熱狂的なファンに支持されています。 シャトー・マルゴーを愛した著名人としては、ルイ15世の愛人であるデュ・バリー夫人、ドイツの社会思想家であるフリードリヒ・エンゲルス、第3代アメリカ大統領のトーマス・ジェファーソン、作家のアーネスト・ヘミングウェイなどです。
買取強化品
・シャトー・マルゴー Chateau Margaux 各年買い取り致します。
