マール(MARC)
お酒の特徴
マールとは、お酒の一種であり、ワイン醸造後に出るぶどうのしぼり粕を原料にしたブランデーのことです。マールの正式名称は、フランス語で「オー・ド・ヴィー・ド・マール(Eau de Vie de Marc)」と言います。
原料に白ワイン用・赤ワイン用のどちらのぶどうも使われ、アルコール度数もさまざまです。英語では、ポマス・ブランデーと言い、日本では粕取りブランデーと呼ぶことも割ります。
若干の製造法に違いはありますが、同様のお酒をイタリアではグラッパ、スペインではオルーホ、ポルトガルではバガセイラと呼んでいます。
ブランデーといえばコニャックやアルマニャックが思い浮かぶかもしれませんが、マールもれっきとしたブランデーの一種で、他とは違う味わいを楽しめます。
お酒の豆知識
マールにも、ワインの原産地呼称統制(AOC)と同じような産地規制であるAOR (Appellation d’Origine Reglementee)というものがあります。
ワイン醸造後に出るぶどうのしぼり粕を原料としていることから、マールの産地はワインの産地と同じことが多いです。
AORで認められている14の地域は、ワインでも聞いたことがある地名ばかりです。ワインでもコニャックでも最高級扱いとされるシャンパーニュ地方産のぶどうは、マールも同様です。
因みに、シャンパーニュ、ブルゴーニュ、アルザス産のマールは三大マールと呼ばれています。
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