シャトー・ル・パン(Chateau Le Pin)
お酒の特徴
シャトー・ル・パンは、多くのワイン愛好家から非常に高く評価されています。 わずか2haの畑から生産されるワインの年間生産量はわずか700~900ケースしかありません。このわずかな本数が世界中に輸出されることから、非常に高額で取引されています。
特別なルートがないと入手は困難でしょう。また、オークの新樽でマロラクティック発酵を行った、ボルドーで最初のシャトーの1つでもあります。オーナーのジャック・ティエンポンの優れた判断力で、このワインはすぐに注目を集めました。
1980年代の初頭から約10年で伝説のワインとなり、価格はうなぎ上りに上がりました。パーカーポイント(ワイン・アドヴォケイト誌でロバート・M・パーカー氏が各ワインに付ける点数)で90点を獲得した、最上級のワインです。2haの畑の大部分がメルローですが、カベルネ・フランも植えられており、それはスパイス程度に使われています。(作付面積:メルロー約92%、カベルネ・フラン約8%)その味わいは、エキゾチックであり、やわらかい口当たりで芳醇な香りが溢れています。タンニンが全体を包み込み、非常にバランスが良く、余韻も長いです。
ただ、とても魅力的なワインではありますが、トップクラスのワインが持つと繊細さと深みに欠けるところがあると評価されることがあります。
お酒の歴史
1979年、ヴィユー・シャトー・セルタンを所有するベルギー出身の酒商ティエンポン家が、隣接する小さ名畑を購入したところから、シャトー・ル・パンの歴史は始まります。
それから、醸造家ミシェル・ロランの監督の下、少量生産でワインを醸造し始めました。
お酒の逸話
ポムロールの丘の中央に位置するル・パンの畑は、かつて1924年からマダム・ルビーという夫人が所有していました。このぶどう畑から造られるワインは、すべてジェネリックワインとして売られていました。
ティエンポン家が購入後、ファーストヴィンテージの発表から一夜にしてその名が知れ渡ったことから、「ポムロールの奇跡」や「シンデレラワイン」 と呼ばれています。
高価買取強化
- シャトー・ル・パン / Ch.Le.Pin