リクール・ド・カシス(Liqueur de Cassis)
お酒の特徴
5大シャトーのひとつで、メドック格付第一級のムートン・ロートシルトから販売されているカシスリキュールです。通常は、プライベート用としてゲストをもてなす時などに用いられる、非常に珍しいものです。
ムートン専属の庭師によって丁寧に栽培された、少量しか採れないカシスを使用しています。
果実を完熟状態で収穫し、ぶどうと同様に、細心の注意で二度に渡る選別後に潰され、それからムートンのオー・ド・ヴィーの入ったオーク樽に約50日間漬け込み、圧縮して完成させます。
時間をかけ、丁寧に作り上げられた極上のリキュールです。
お酒の味わい
口に含むと力強く、凝縮された豊かな果実の香りが感じられ、オーク樽熟成の上品で繊細な仕上がりです。とても完成度が高く、バランスは完璧で、香りと味わいの調和が素晴らしいです。
お酒の歴史
販売元のシャトー・ムートン・ロートシルトは、1853年にシャトー・ブラーヌ・ムートンを購入したナサニエル・ド・ロートシルト男爵が、その名前をシャトー・ムートン・ロートシルトに変えて創業しました。
約80haの畑はラフィットと隣り合っており、サン・テステフ村の近くにあります。
1973年のメドック格付け改定時に、第2級から第1級に昇格した、一流のシャトーです。
ワインのラベルは、著名な画家にデザインを依頼しており、毎年異なるラベルデザインは愛好家にとても人気があります。
現在の多くのコレクターが存在します。このシャトーのワインは、2年間新樽で熟成されて、年間生産量は約2万3000ケースです。