常きげん 如
お酒の特徴
文政2年(1819年)に創業の鹿野酒造合資会社による大吟醸古酒です。鹿野酒造は、霊峰白山を望む加賀の地に創業しました。「常きげん」という名は、ある年の大豊作を村人たち一緒に祝う席で、4代目の当主が「八重菊や酒もほどよし常きげん」と一句詠んだことに由来しています。
「杜氏一代、酒屋一代」という言葉が昔から伝えられているように、鹿野酒造も、杜氏が造り上げた味、酒屋としての酒造りへのこだわりを、困難である中代々受け継いできています。そのような難しさを乗り越えて、今の鹿野酒造があります。
鹿野酒造が代々受け継いできた人、米そして水へのこだわりが、多くの人を魅了し、「常きげん」が飲み続けられています。という基本です。
鹿野酒造は、酒蔵に最も相応しい酒米を知るために、所有している田んぼで自らの手で米作りを行い、古来ずっと湧き出ている、酒造りに欠かせない白水の井戸を守り続けています。
お酒の味わい
5年間熟成させた古酒で、コクが深く、喉ごしのキレ味が抜群なことが特徴です。アルコール度数は17.5%で、様々な料理にも相性が良いです。
お酒の歴史
同社が行う「山廃仕込」とは、正式には山卸廃止酛(もと)(酒母[しゅぼ])と称し、自然界の乳酸菌を利用するために山卸(櫂入れ)を廃止した古式の仕込み方法です。
この方法で造った酒は、和食だけでなく洋食にも相性が良く、コシが強いコクがあり、キレ味が鋭い酒に仕上がっています。