げってん
お酒の特徴
昭和10年(1935)創業の旭酒造が取り扱う本格焼酎です。
創業以来、土蔵の蔵にて、昔ながらの全て手造りで焼酎を造っています。100%自醸酒で出荷しており、同蔵の耶馬美人は昭和57年度の第6回国税庁鑑評会で日本一となり、「ライス・ブランデー」の称号を授かりました。耶馬溪の米を原料として用い、山国川の伏流水を仕込み水に使用しています。門外不出の伝統的な古酒醸造技術によって産み出されたアルコール度数40度の原酒を、静かに長時間寝かせ続けて仕上げています。古酒ならではのコクがあり、まろやかな味とふくよかな香りが特徴の芸術的な焼酎です。
年間製造量は600石(一升瓶6万本分)と非常に少なく、市場に出回らないので大変貴重な焼酎です。そのほとんどが大分県内に出荷され、残りの10%程が県外に出荷されます。また、仕込み製造期間も限られた期間であり、1月から4月までの約100日間しか焼酎造りを行っていません。こころを込めて手造りで丁寧に造られる焼酎は多くの人に愛されています。
お酒の歴史
前身は「中八朗商店」として明治から米穀商を営んでいました。そして、昭和10年に焼酎製造に着手します。昭和25年には組織化して「旭酒造株式会社」設立しました。家内工業的な経営をしており、とても小さな焼酎専業蔵です。醸造からラベル貼りに至まで、全て手造りで行っています。
お酒のエピソード
げってんとは、現地の方言であり、頑固者でヘソ曲がりだけど、根は正直な憎めない人を表しているそうです。
そのような性格の人を形容して「げってん者」と言われていることから、その呼び方を焼酎の名前にしました。