ド・ヴノージュ(De Venoge)
お酒の特徴
1837年創業のシャンパーニュ・メゾンです。スイスのド・ヴノージュ家によって創業され、現存するシャンパーニュ・メゾンの中の由緒ある名門のひとつです。
1998年に、ボワゼル・シャノワーヌ・グループ(BBC)の傘下となりました。現在、年間生産量は150万本で、常時600万本の在庫を持つシャンパーニュ地方の代表的なシャンパーニュ・メゾンとなっています。
高品質のシャンパンであり、フランス国内のみならず海外でも高い評価を受け、様々な国際的なコンクールで数々の賞を受賞してきました。2003年のロンドン・インターナショナルワインチャレンジでは、ゴールドメダルを受賞し、フランスの権威あるワインガイドである「ギ・ド・アシェット」で三ツ星を獲得しています。
また、大手航空会社の国際線のファーストクラスなどのシャンパンとして利用され、国内外の高級ホテルや高級レストランなどで取り扱われています。
お酒の歴史
ド・ヴノージュ家は、その名前をスイス・レマン湖の側を流れるヴノージュ川に由来を持っています。そして1837年に、アンリ・マール・ドゥ・ヴノージュによって、シャンパーニュ・メゾン、ド・ヴノージュは設立されました。
創業以来、伝統的製法を代々受け継いできました。ド・ヴノージュ社は、海外市場の開拓を積極的に行い、アメリカへ進出した際はフィラデルフィアで開催された万国博覧会でグランプリを獲得しています。2代目のジョセフ・ドゥ・ヴノージュは、現在のラインナップの中核となっている「コルドン・ブルー」や「グラン・ヴァン・デ・プランス」などを生み出し、確固たる地位を築きました。
3代目のガエタン・ドゥ・ヴノージュの時代にアメリカへ進出し、賞を受賞したことで世界的に知名度も上がりました。
お酒の豆知識
ド・ヴノージュ家の家紋は「伝統の尊重、確固たる姿勢で臨む騎士の精神、生活の中に芸術を見出す風雅な心」という精神を示しており。その精神は、シャンパン作りに反映されています。