コアントロー(Cointreau)
お酒の特徴
コアントローは、フランス産のリキュールの1種で、オレンジの果皮から作られるホワイト・キュラソーの1つです。スピリッツに、自社農園で丁寧に栽培されたビターオレンジおよびスイートオレンジの果皮、葉、花などを加えて香味を抽出し、それからさらに蒸留して、最後に香味を調整して作られています。
ホワイト・キュラソーの代名詞となっているコアントロー。コアントローを置いていないバーはまずないでしょう。コアントローを使ったカクテルと、他ブランドのもの使ったカクテルと比べると風味が全く違うことがわかります。
創業者エドゥアール・ジャン・コワントローが開発し、現在に至るまで開発当時の味を忠実に再現しています。
お酒の味わい
ビターオレンジおよびスイートオレンジの果皮からエッセンスを抽出し、絶妙なバランスでブレンドされています。
オレンジの香りとまろやかな甘さが特徴で、食後酒、カクテル、デザート、その他の料理などに用いられています。
お酒の歴史
コアントロー蒸留所は、菓子職人であるアドルフ・コアントローと、弟のエドゥアール・ジャン・コアントローが1849年に創業しました。
彼らの最初の成功は、チェリーのリキュールであったが、ビターオレンジおよびスイートオレンジとアルコールをブレンドして、全く別のリキュールを産み出しました。
最初のコアントローのボトルは1875年に発売されました。現在は、毎年約1300万本のボトルが150カ国以上の国々で販売されています。そして生産量の90%が輸出されています。
生産方法やレシピなどは企業秘密ですが、施設は一般に公開されており、見学することが可能です。