アドリアン・カミュ(Adrien Camut)
お酒の特徴
16世紀から自家蒸留している由緒あるブランドです。ウール県ブーズヴィル町の近くに、35haの自家りんご園を所有しています。そこでは、約30種のりんごを生産し、小規模家族経営農園であり、基本的に全て家族が手作業で行っています。
すべての製品が、カルヴァドス・デュ・ペイ・ドージュAC規格品となっています。カルヴァドス作りに最適のペイ・ドージュ地区で採れるりんごのみを使用しています。蒸留は、コニャックに用いるシャラント式蒸留器を使って2回連続して行い、オーク樽で熟成させています。カルヴァドスは最低2年以上の熟成が規定として定められていますが、アドリアン カミュは6年熟成品から長期熟成品まで幅広く展開しています。年間生産量は80000~170000リットル少なく、あまり市場に出回りません。
お酒の豆知識
カルヴァドス (Calvados) とは、フランスのノルマンディー地方で作られる、リンゴを原料とする蒸留酒です。この地域以外で作られる同様の蒸留酒は、カルヴァドスを名乗ることはできません。
カルヴァドスには、3つのAOCが適用され、1946年に原産地統制呼称に認定されています。それらは、カルヴァドス・デュ・ペイ・ドージュ、カルヴァドス・ドンフロンテ、カルヴァドスから成っています。
カルヴァドス生産地域外で作られるりんごのブランデーは、オー・ド・ヴィー・ド・シードルという名で売られています。生産方法は、連続式蒸留機を使用し、熟成の必要はありません。