ブラントン

キャップがインパクトがあるお酒、一度見たら忘れられない。

重くコクのある刺激が舌をくすぐると、その後にキャラメルのようなほのかな甘さが漂ってくる。

いかにもバーボンらしい男っぽい味わい。

ケンタッキーダービー馬のキャップに、洒落たデザインのボトル。

一度見たら忘れられないこのバーボンは、エンシェント・エイジ社の蒸留所に55年間も勤め、ケンタッキーの長老と呼ばれる、ウイスキーづくりの名人となったアルバートブラントンにちなんでいる。

長老の名に恥じない、たいへんなこだわりを持って、ブラントンは世に出されている。

4年寝かされた原酒は、ブレンダーの舌でじっくり吟味され、よい樽だけを選んで、もっとも環境の良い熟成庫に運ばれ、ここで3−6年熟成されることではじめて、ブラントン用の原酒となる。

そしてひと樽ずつ、瓶詰めされるのだ。

これらの中で、さらに上出来の原酒が厳選され、芳醇なコクをもつブラントンゴールドになる。

ブラントンのラベルには、蔵出しの日付、樽番号が手書きで掲載されている。

文字だけのきわめてシンプルな帯状のラベルには、このバーボンの自信と誇りがあらわれているようである。

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