スコッチを贈答品として贈る時の注意点

昔は、スコッチというのはそれほど銘柄もなかったし、贈ればたいてい喜ばれました。今、値段もかなり下がって、昔の高級品というイメージがないですね。昔のイメージでスコッチを贈っても、あまり意味がないかもしれない。贈られる側のスコッチを普段どの程度飲み、どの程度知っているかによって、何を贈ればいいか、変わってくると思います。珍しいとか、高級だからというだけじゃなくて、自分が本当に好きで、相手に飲んでほしい物を贈ったほうがいいんじゃないと思います。

ウイスキーのビッグファイブとは何ですか?

起業家の中でもビッグファイブ「と称されるウイスキー会社を興したのは、「ジョニー・ウォーカー」のジョン・ウォーカー、「ホワイトホース」のピーター・マッキー、「デュワーズ」のジョン・デュワー、「ブナキャナンズ」のジェームス・ブナキャナン、それから「ヘイグ」のジョン・ヘイグです。

これらがウイスキーブームを起こしたビッグファイブと言われる人たちです。

蒸留ってどんなことするの?

蒸留とは、発酵によってできたウォッシュを、ポットスチルという単式蒸留釜に入れて加熱し、気化したアルコールの蒸気を冷やし、再び液体に戻して取り出すことをいうわけですね。つまりアルコールを凝縮させて濃度を高める。スコッチは通常これを二回行います。

スコッチのカスクストレングスはどういう意味?

カスクというのは樽のことで、ストレングスというのは強さの事です。スコッチは、通常、ボトリングするときに水を加えて、40%とか43%にアルコール度数を落とすのですが、カスクストレングスというのは、水を加えずにそのまま瓶づめしたもので、樽出しという意味です。ですから、カスクストレングスの場合には、決まった度数というのがありません。普通は50数%とアルコール度数も高くなるのですが、中には40%近いものもある。熟成年数の非常に長いものだと、その間にアルコールが自然に減ってしまいそうなってしまいます。