気候、すなわちワインの品質、価格を左右する葡萄の出来、不出来や収穫量に影響する気象条件の事。葡萄は乾燥に強くまたかなりの暑さや寒さに耐えることができるので、地球上35度~50度の経度のところで栽培されている。ワインを作るためには、十分な糖分と酸味の少ない葡萄が最低限度必要で、そのため寒い地方では木の成長から果物が熟するまで比較的温度を必要としない品種で、しかも秋の寒さがくる前に果物が熟してくれるような品種が選ばれる。白ワイン用の品種は比較的栽培しやすいが、赤用の物は赤い色素を作らせるのに日光を必要とし、また果物が熟しすぎても色が悪くなるので、品種が限られる。もちろん畑の土壌の性質も重要である。気候のほか、栽培地の土壌によって葡萄の品種もおのずから限定されるが、例え最高の畑に最適な品種を植えたとしても、その年の気温、日照、降雨量などによって、葡萄の内容成分が変わり、ワインの品質に影響があらわれる。そこで上級ワインでは収穫年度が問題にされそれによって価格も異なるわけである。ボルドー地方をとれば、よい収穫年の気象条件は4月から9月までの気温の総計が3100度以上であるこの期間に30度以上上がった日が15日以上あること。この期間の雨量が総計250~300mmを超えないこと、日照時間の総計が最低1250時間であることとされている。
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