癖のあるキーモルトを生かした味わい
個性の強いアイラ・モルトを中核にした、珍しいブレンデッド。アイラ独特のピート香や
スモーキーさは残っているのに、口あたりが柔らかく、喉ごしも滑らかだ。
味わいの秘訣は、結婚相手として慎重に選ばれたクレイゲラヒなどのスペイサイド・モルト。
アイラ独特の風味に、スペイサイド・モルトの蜜のような風味が、
絶妙のバランスで結びついて、バランスのよいウイスキーを作り出しているのだ。
ブランド名の由来は、エジンバラにあった「ホワイトホース・セラー」という古い酒亭兼宿屋。
スコットランド独立軍の常宿だったこともあり、自由と希望のシンボルになっていた。
創業者のピーター・マッキーが、酒亭名と看板をそのまま拝借したのだという。
ところで、今でこそウイスキーの栓はスクリュー式が当たり前だが、かつてはワインのような
コルク栓だった。スクリューキャップを発明したのはホワイトホース社。
おかげで飲みかけのボトルの保存が楽になったせいか、この栓を導入してから、
同社の売り上げが倍増したという。