サン・ジュリアン Saint-Julien

ボルドーの北西44km、ジロンド川の左岸にのぞむオー・メドック郡の村の名。

ここに昔ボルドーを州都とした旧ギュイエンヌ州の知事エペルノンのシャトーがあり、

ジロンド川を航行する船が挨拶のため帆を下げたのでベイシュヴェルBeychevelle

(baisse-voile)のサン・ジュリアンSaint-Julien-de-Beychevelleとも呼ばれている。

自治体名称サン・ジュリアンの赤は、主にカベルネ・ソーヴィニヨン種でつくられ、

やや紫色を帯びた濃紅色の調和のよいワインで、量が少ないため、やや値が高い。

ここには一級シャトーはなく、

シャトー・デュクリュ・ボーカイユ、シャトー・グリュオ・ラローズ、シャトー・レオヴィル・バルトン、

シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ、シャトー・レオヴィル・ポワフレが二級、

他に三級畑が2、四級畑が5ある。

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