切子ガラスの水差し。食卓でワインを供するための透明な
ガラス製デカンターをカラフという。安価な普段飲むワインはアンカラフ
簡単に言うとカラフで供する。パリの大通りにはたいていセルフ
サービスの食堂がありお盆に値段と食欲とを勘案しながら料理を
選びつつ飲み物のコーナーまで来るとカラフに白や赤のワインが
詰められ並んでいる。これにはホワイトカラー族の多い都会では
250mlのワインが入っている。その量は健康を損なわないため
(アルコール依存症にならないため)1回の食事で許されるワイン量に
あたる。ただし肉体労働者は体からのアルコール排出速度が
早く500mlまでは大丈夫ということで田舎の食堂では
カラフの容量は2倍の500mlになる。
食堂側では一定量測って入れているがカラフによっては
上部空間にばらつきがありその空間が少ないカラフから
売れていくのは消費者心理なのでしょう。
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