ダルモア DALMORE ハイランド

ほのかに甘くフルーティーな香りが漂い、コクがあってスパイシー、

微かにスモーキーなダルモアは、食後の休息の時間にゆったりと味わいたい。

コクのあるモルト・ウイスキーには葉巻がよく合う。ダルモアには、葉巻に合うよう、

12年と21年の熟成モルトを特別に合わせたシガー・モルトが発売されている。

またモルトファン垂涎の、50年以上眠っていたダルモアがある。

1920年~1930年代に仕込まれたモルト・ウイスキー、黒の陶器に大切に詰められた「ダルモア50」が、

わずかながら出回っているのだ。バナナ葉巻をくゆらせながら味わったら、最高の気分だろう。

なお各ラベルの上、ボトルの肩付近に立派な角の牡鹿の紋様が描かれているが、

ダルモア蒸留所のあるロス州は、昔から鹿撃ちで名が知れていた土地だ。

それが牡鹿デザインの由来になっているという。

蒸留所は、ロス州アルネス町郊外の、クロマティー湾を見下ろす絶景の地に建っている。

ダルモアを売るならこちらへ!

ポメリー Pommery (メゾン所在地区 ランス)

現在の主流、辛口(ブリュット)を生み出したマダム・ポメリー。

芸術を造るようにシャンパンを造る精神は今も受け継がれている。

大手メゾンが軒を連ねるランスでも、ひときわ目を引くポメリー。

エリザベス王朝様式の優雅な社屋、ローマ時代からの巨大な地下カーヴ、

アール・ヌーヴォーを代表する芸術家エミール・ガレの装飾が施された大樽と、

雄大な敷地のそこここに、華やかな業績を物語る痕跡を見ることが出来ます。

創業は1836年。その後、1856年にルイ・A・ポメリーの参加によりポメリー・エ・グレノと社名を変え、

更にルイの死後、事業を引き継いだマダム・ポメリーにより、同社は大きく繁栄することになります。

当時、シャンパンはまだ甘口でデザート的に楽しまれることが殆どでした。ところが英国では辛口が

好まれていることに着目したマダム・ポメリーは、辛口(ブリュット)を考案し、販売したのです。

食前酒としてだけでなく、食事にも合わせられる辛口シャンパンは大人気となり、

この「ブリュット・ナチュール(現在のブリュット・ロワイヤルの元祖)」のお蔭で

英国でのシャンパンの消費量が一気に3倍にも跳ね上がったと言います。

「シャンパンを造ることは芸術を造ること」という言葉を残し、シャンパン造りに情熱と、

大きな功績を残したマダム・ポメリーの精神は、今でもポメリーとシャンパーニュの至る所に息づいています。

ポメリーのブリュット・ロワイヤルを売るならこちらへ!

サロン Salon (メゾン所在地区 コート・デ・ブラン)

シャンパン好きが自分や知人のために作り始めたこだわりのシャンパン。

モノ・セパージュやヴィンテージ限定など、サロンならではの製法。

ただ1種のヴィンテージ・シャンパンのみを造り続け、年間生産本数は6万本程度と小規模。

それでいてシャンパン界に名を馳せ、世界中の愛好家達を虜にしているサロンのシャンパン。

サロンは元々シャンパン好きだったウジェーヌ・エメ・サロンの趣味が高じて作られたメゾン。

それ故一切妥協無しにシャンパンを造り上げました。代表的なこだわりがモノ・セパージュ。

シャルドネ単一種によるブラン・ド・ブランしか造らず、それもグラン・クリュのル・メニル・シュール・オジェの

最高のブドウの一番搾り果汁しか使用しない徹底ぶり。最良のブドウが収穫できた年しか生産しないため、

サロンブランドとしてはシャンパンを全く製造しない年すらある程、妥協は一切なし。

更に規定ではヴィンテージは最低3年の瓶内熟成が義務付けられていますが、

サロンの場合は10年前後も熟成されているのです。フランスのワイン専門誌でも常に高い評価を得ている

本格派シャンパンは、高価でも決して後悔のない至高の1本です。

徹底した完全主義に貫かれ、なかなか入手できないのが難点と言えば難点かもしれません。

サロンのシャンパンを売るならこちらへ!

ボウモア BOWMORE

アイラ入門にぴったりの一杯!

同じアイラ島でも、北は比較的軽やか、南は重厚なモルトが造られているが、

ボウモアは島の中心にあるためか、その中間的な風合いだ。

アイラの特徴であるスモーキーさは多少抑えられていて、その分フルーツや花などの多様な香りが

織り交ざっている。それが絶妙のバランスを保って、瓶に詰まっているのだ。

複雑で芳醇なその味は、アイラ全体を知るのにまさにうってつけ。

アイラの中では飲みやすいので、アイラ・モルト入門に、まずは試してみたい一杯だ。

ボウモアとは、”大きな岩礁”の意味。

創業1779年と、アイラ島では最も古い蒸留所が、海に浮かぶ要塞のようにそびえている。

自社で麦芽製造もする、数少ない蒸留所の一つで、現在はサントリーが所有している。

ボウモア蒸留所で面白いのは、蒸留器の冷却用の水を使って、温水プールを造り、

地元の人達に開放していること。何しろウイスキー造りは島の主幹産業。島の生活そのものの蒸留所を、

島民たちの憩いの場として大いに利用してもらおうというわけだ。

ボウモアを売るならこちらへ!

鶴 TSURU ニッカウヰスキー

贈答用にも喜ばれる豪華なボトル。深い琥珀色の液体をグラスに注ぐと、ふくよかな香りが昇りたち、

高級ブランデーのようなまろやかな飲み口。その芳醇な味わいに、ひとときの安らぎを感じる。

さすが最高級ブレンデッド・ウイスキーと称するに恥じない、重厚な味わいだ。

ブランド名は、ニッカの創始者・竹鶴政孝氏からとったもの。ボトルに描かれたレリーフは、

竹鶴家に伝わる「竹林に遊ぶ鶴」という屏風絵をモチーフにしたものだ。竹鶴氏は、ウイスキーの本質は

モルト・ウイスキーにあると信じ、余市と仙台に蒸留所を建設し、理想のモルト造りを行なってきた。

中でも余市は、海外の評論家から「世界の6大モルトのひとつ」との高評を得ている。 この余市と宮城で

大切に育てられたモルト・ウイスキーをベースとして、グレーン・ウイスキーと絶妙のバランスで

ブレンドされた鶴は、創始者竹鶴氏の夢を具現化したものと言えるだろう。

鶴をイメージした形の、格調高い陶器入りは、贈答用にも喜ばれる豪華タイプ。

鶴・陶器ボトルを売るならこちらへ!

アーリー・タイムズ EARLY TIMES

軽やかで甘く、女性からも支持される。「おや、これもバーボン?」と思わず声に出してしまいそうな、

程良い甘さと爽やかな口当たり、スマートな味わいが、アーリー・タイムズの最大の特徴。

その飲みやすさから、女性にも大いに人気があり、アメリカでの売り上げは常に3位以内に入っている。

このバーボンの故郷は、ケンタッキー州バーボン郡アーリー・タイムズ村。開拓初期の入植地だった

村の名をとったバーボンは、南北戦争の始まる前年の1860年生まれ。スコットランドからの移民の

家系によって造られ、有名ブランドに成長したが、禁酒法施行後、蒸留所は閉鎖された。

この蒸留所に目を付けたのが、すでに「オールド・フォレスター」で名が知れていたブラウン・フォーマン社。

アーリー・タイムズ社を買収し、同社の蒸留所でアーリー・タイムズを造り、今や看板商品にまで育て上げた。

現在のアーリー・タイムズは、蒸留所で独自に育てた酵母を使い、温度や湿度などを厳密に管理できる

近代的な設備で生まれる。古くして新しいバーボン、それがアーリー・タイムズだ。

アーリー・タイムズを売るならこちらへ!

テタンジェ TAITTINGER (メゾン所在地区 ランス)

伝統を守りながらも時代を先読みする鋭い感性を併せ持ち、

フランス大統領御用達など国内外で大きな信頼を得る家族経営メゾン!

経営するファミリーの名前を社名に冠する、今日では数少ない家族経営のシャンパン・メゾンである

シャンパーニュ・テタンジェ社。フランス大統領の主催する公式レセプションで用いられるなど

フランス国内での名声はもとより、生産量の3分の2が国外へ輸出されていることからもわかるように、

世界的に有名なシャンパン・ブランドの一つです。

同社の最高傑作であるプレステージ「コント・ド・シャンパーニュ」が誕生したのが1957年。

ライフスタイルの変化などから、ワインにもエレガントさや軽さが求められていることを敏感に感じ取った、

前社長のクロード・テタンジェ氏の発案により、製造が開始されました。

現在では珍しくありませんが、シャルドネ100%、更にグラン・クリュのブドウのみを使うという発想は、

ピノが主体の重い味わいが好まれていた当時としては斬新で、シャンパン業界に大きな衝撃を与えました。

シュイイ、クラマン、メニル・シュール・オジェといった、コート・デ・ブランの中でも傑出した

シャルドネ畑として有名なグラン・クリュのみから造られた「コント・ド・シャンパーニュ」には、

テタンジェ社が追求するエレガントの極みが詰め込まれています。

コント・ド・シャンパーニュを売るならこちらへ!

シラー 黒ブドウ品種

近年、各地で評価が上がっている、フランス・ローヌ河流域やオーストラリアが代表的な産地の

赤ワイン用品種。タンニンが多いため、紫がかった深紅色のパワフルなワインを生み、

素晴らしい熟成能力があります。オーストラリアでは「シラーズ」と呼ばれ、幅広いファンを獲得。

ロゼや赤のスパークリングで使用。

赤ワイン売却の際はこちらにご相談ください!

アイリッシュ・ウイスキー

伝統的な製法で豊かな芳香を守る。

ウイスキー発祥の地はどこかと尋ねたら、多くの人がスコットランドと答えるかもしれない。

しかし正解はアイルランドだ。12世紀にはすでに穀物から蒸留された酒が飲まれていたと言われ、

それが移民と一緒にスコットランドに伝わっていったと言われる。

本家本元のアイルランドには、独立戦争などの影響もあり、現在はたった3箇所しか蒸留所がない。

しかしそれぞれ伝統を守り、スコッチとはまた別の個性の、美味なウイスキーを造り続けている。

アイリッシュ・ウイスキーの特徴は、蒸留を3回行なう事。

それによって平均85度という高いアルコール濃度になる。ストレート・アイリッシュ・ウイスキーという。

このストレートをそのまま商品化することもあるが、多くはグレーン・ウイスキーをブレンドする。

一般にアイリッシュ・ウイスキーという場合は、これを指す。

全般に、スコッチ・ウイスキーよりライトで、他国のウイスキーにない、独特の深みと影があるアイリッシュ。

同胞であるギネスビールとともに、ウイスキーの故郷の味を堪能してみたいものです。

アイリッシュ・ウイスキーを売るならこちらへ!

パイパー・エドシック Piper-Heidsieck (メゾン所在地区 ランス)

マリー・アントワネットやマリリン・モンローからカンヌ映画祭まで

世界のセレブリティーを夢中にさせるシャンパン・メゾン。

ドイツ生まれのフローレンス・ルイ・エドシックがフランスのランスへ移り住み、

1785年にメゾンを設立。そのエレガントなシャンパンは王室でも評判を呼び、

当時の王妃、マリー・アントワネットからも寵愛を受けました。

フローレンスの死後、甥達の代で3社に分かれたうちのひとつが現在のパイパー・エドシック社に。

パイパー・エドシックと言えば、カンヌ映画祭のオフィシャル・シャンパンとして認定されるなど、

映画との関係が切っても切れません。何と言っても、映画に登場した初めてのシャンパンであり、

”The Movie Champagne”という名誉ある異名も誇る程。

かのマリリン・モンローが夢中になったシャンパンとしても名高く、

真紅のラベルのスタンダード・キュヴェのように大変華やかなイメージが有ります。

その反面、フレッシュさを保つため、現在主流となっているマロラクティック発酵

(発酵の段階で高酸度のリンゴ酸からまろやかな乳酸に置き換わる現象)を行わないなど、

独自の哲学を貫く職人的な姿勢も。同社のシャンパンが世界各国で数々の賞を受賞し、

セレブリティーを始め多くのファンを獲得してきたのも、その品質の高さがあればこそと言えるでしょう。

パイパー・エドシックを売るならこちらへ!