エスト・エスト・エスト

ローマを州都とするラッィオ県ヴィテルボ郡の

モンテフィアスコーネ産白ワイン

ESTはラテン語で物の存在を示すという意味。この奇妙な名称については

いろいろな言い伝えがあり、そのうちもっとも信憑性が高いのが

南ドイツのある僧正が法王に拝謁するためにローマへ旅に出た

彼は美味しいワインのある宿を見つけるために従者の一人を

先に行かし行く先々の宿のワインをきき酒させもしおいしいワインが

あったときにはその宿の扉にESTという目印をつけるように命じた

従者はローマの北北東の町モンテフィアスコーネにやってきて

そこのワインがあまりにもすばらしく感激してEST印ひとつでは

もの足りずEST!EST!EST!と3つ書いてしまったのが

酒名の始まりという。ボルセーナ湖周辺の火山灰土壌で

栽培されたトレッビアーノトスカーノとマルヴァージアビアンカトスカーナという

品種の葡萄から作られた明るい麦藁色の白ワインで、辛口と中甘口の2タイプが

ある。最低アルコール濃度は11%、総酸度5-7%、収穫年度の表示はその年に

収穫された葡萄が100%に限る。

 

ナポレオン

①ブランデーの熟年年数を示す符号として、ラベルにうたわれているナポレオン1世の名。なぜ彼の名だけがとくにブランデーに使われているのか、その理由についてはいろいろ言い伝えがある。クールヴォアジェの本社は、現在シャラント川の右岸の町ジャルナックにある。

1790年に会社を設立したエマニュエル・クールヴォアジェは友人であったナポレオンに、自社のオー・ド・ヴィを献上していた。そこでナポレオンのシルエットを製品に貼付し、その名をうたうようになったという。

②ナポレオンが1805年、アウステルリッツでオーストリアとロシアの連合軍を撃破した戦勝の宴に、近衛の狙撃手といて従軍していたクロワゼは、ナポレオンを讃え、水筒に入れた自家製のオー・ド・ヴィにその名をうたって戦友たちに振舞った。

それを味わってみたナポレオンが余の名に恥じぬ素晴らしいオー・ド・ヴィだといったという。

これを誇りにしてクロワゼは、その年からコニャックで本格的なオー・ド・ヴィの製造を始め、ナポレオンの名を銘酒にうたうことにしたという。

③1811年、ナポレオンに待望の男子が誕生した。

この年はまた葡萄も豊作で、これを記念してこの年に蒸留したコニャックを、ナポレオンと呼ぶことにしたという説もある。

1726年にはコニャックの名は、オー・ド・ヴィの中でも評判となっており、アングーモア州の州都アングレームの初審裁判所刑事代官ジェルヴェが1730年にオー・ド・ヴィを飲むなんて聞いていなかったのでそれが当たり前になっていることに驚いているほど、18世紀はオー・ド・ヴィが普及し、コニャックが伸びた時代であった。それと時期的にナポレオンの時代と重なって、いろいろな伝説が生まれたのであろう。

法律的には、熟年年数が5年をこえたアルマニャック

6年をこえたコニャック及びカルヴァドスならナポレオンと表示でき、またコニャック、アルマニャックなどAOCで規制されている地域外のいわゆるフレンチブランデーについては別に表示規制もないので、これらのなかには熟年年数5年以下の若いナポレオンも見られる。

ガイヤック

パリの南680キロボルドーへ流れるガロンヌ川の支流

タルン川の右岸の町。昔はガメ-種やシラー種で赤ワイン

を作っていたが次第に生産されなくなり現在ではモーザックブラン

やモーザックローズなどの品種を使ったAOCの白ワイン

が作られている。果実香に富んだ軽い辛口ないし中辛口の白ワイン

やワイン1リットルあたり70gの糖分を含んだガイヤックドゥーもある

シャンパーニュ地方と異なり補糖せずそのかわりぶどう果汁をろ過したり

遠心分離して酵母の数を減らしゆっくり発酵させる。はじめ比重1.10くらいの

果汁を10月よりクリスマスないし2月頃までゆっくり発酵させ比重1.02くらい

になったところでろ過し瓶に詰めて後発酵させる後発酵中1日何度でも

瓶を180度回し澱を口元まで移動させていく。最後にこれを手早く抜いて

打栓するこの製造方法はこの地方で自然発生的に生まれたもので

ガイヤック方式といわれる。これを機械化し瓶に詰めて後発酵したものを

ー3℃に冷却し窒素ガス、ボンベにつないだ冷却ろ過機で新しい瓶に詰め替える

方法もある。

ドイッチャーヴァイン

ルヴァンダルマーニュ、ジャーマンワイン。ドイツのワイン

ドイツでぶどう栽培が始められたのは2世紀初頭の古代ローマ時代からで

ある。ローマ人は南方系の品種を持ってきて赤ワインを作っていた。

しかし北緯50度以南のドイツ西南部のワイン地帯とはいえ、厳しい

冬と日照時間不足は赤ワイン用原料葡萄に適さずアールや

ヴュルテンブルクなどに限られた地域を除き白ワインの生産が

主流を占めている。とくにリースリング種で造った白ワインは有名

ぶどう畑はライン、モーゼル、マイン、ネッカーの諸川の渓谷沿いに広がりそこに

上級ワインのための指定栽培地域であるアール、ヘシッシェ・ベルクシュトラーセ

、ミッテルライン、ナーエ、ラインガウ、ラインヘッセン、ラインファルツ

モーゼルザール・ルーヴァー、フランケン、ヴュルテンベルク、ヴァーデンなどがあり約9万Ha

の畑でぶどう栽培をしている。

単一の畑ごとにできるワインの香味は微妙に異なるものであるが

傾向の似たもの同士が集まって集合畑を作りそれが村落共同体単位地区に

統合され11の指定栽培地域を形成している。ドイツのQBA、QMPのラベルには

ワインの各付け、称号、醸造年度、瓶詰め場所、政府検定番号、栽培地域名、畑名

が明示されている。

バーディネークレームドバナーヌ

なかなか難しい名前ですが

バナナのリキュールです。フルーツカクテルなお話。。。。

フルーツを超える濃厚な味わいで、フレッシュなバナナをオードヴィな浸漬して、たっぷりと時間をかけて熟成しています。

バナナリキュールには

イエロータイプの完熟

グリーンタイプの新鮮

味わいの違う2つに分けることができます。

ひとつは伝統的な製造方法によるイエローカラーのもの

熟したバナナの濃厚な風味を生かしたもので、甘味も強く奥深い味わいがします。

もう一つは、バナナのフレッシュさに重きをおいたもので、アルコール度数や甘味は控えめ。

柑橘類やハーブをプラスしたさわやかな香りで、グリーンもしくはエメラルドカラーを持っています。

カクテルとの相性は

飲み物というよりは食べるという感覚、デザートに近いカクテルを作るのに持って来い。

バナナの濃厚な味は、他の材料とシェークすることでコクが増し、舌触りもシルキーでとても上品なカクテルになります。

そこに生クリームが加わると更にリッチな味わいが生まれます。

食事わ締めくくるにふさわしい、大人のデザート。

いつもと違うデザート感覚で頼んでみるのも楽しいかもしれませんな。

モテることまちがいなしです(笑)

アウスレーゼ

もとの意味は選択、精選物。西ドイツの上質ワインには

指定栽培地域の上級ワインとこれに称号がついたものとが

あるがその称号の一つがアウスレーゼである。

完熟した葡萄の房のみを精撰しこれを原料として

造ったワインをいう。

ドイツの上級ワインに使われる原料の糖度は

栽培地ごと品種ごとに最低限度が定められている。

例えばリースリング種の場合QBA用では比重(4℃の水の重さを1とした時の

同温、同容積の果汁の重さ。糖分が多くなるほど1の値より大きくなる)は1.057~

1.060の範囲であるがアウスレーゼではこの値が1.083~1.098と大きく

それだけ発行後に糖分を残した甘口高級デザートワインが出来上がる。

モーゼル・ザール・ルーヴァー

モーゼル川はライン川最大の支流。

全長545km、その源をフランスのヴォージュ山地に発し、パリ盆地東縁部のローレヌ地方を北に流れ、フランスではラモゼルと呼ばれている。

コブレンツの街でライン川と合流するが、ドイツ領モーゼル下流域、およびその2つの支流であるザール川、ルーヴァー川流域のどいつの上級ワイン及び高品質各つけワインの指定栽培地域で生まれたワインをモーゼル・ザール・ルーヴァーという。

川岸南側急斜面の片岩質、小石混じりの土壌に栽培されたリースリング種やエルプリング種から、繊細でフルーティな、酸味のある白ワインが生まれる。

アルコール濃度はやや低く9%程度。

ドゥグレ

アルコール濃度。正確にはドゥグレアルコリックのこと

15℃におけるアルコールの容量%すなわちワイン100ml中に含まれる

アルコールのml数を示す。ワインのアルコール濃度を測るにはまず100mlを

正確に量りとりこれを蒸留して留液を約80ml取って水で正確に

100mlとしシリンダーに入れ15℃でアルコール計という浮秤を浮かし水平線で

釣り合ったアルコール計の示度を読んでアルコール濃度とする

フランスの原産地統制名称法 AOC法 では原産地ごとに

ワインの最低アルコール濃度が定められているのでAOCワインのラベルには

アルコール濃度の表示はない。しかしドイツのQBAワインや

スペインの原産地統制名称ワインにはOO%とかアルコールOO%BYボリュームとか

容量で表した%が表示されている。ただし輸入ワインの場合輸入業者が

瓶の裏側に胴張りで表示している実際には9度のものでも

14度未満となっている。これは日本の酒税法でアルコールなどを

加えた果実酒のアルコール分が最高14度と定められているためで

そのワインのアルコール濃度を正確に示しているものではない。

 

カラフ

切子ガラスの水差し。食卓でワインを供するための透明な

ガラス製デカンターをカラフという。安価な普段飲むワインはアンカラフ

簡単に言うとカラフで供する。パリの大通りにはたいていセルフ

サービスの食堂がありお盆に値段と食欲とを勘案しながら料理を

選びつつ飲み物のコーナーまで来るとカラフに白や赤のワインが

詰められ並んでいる。これにはホワイトカラー族の多い都会では

250mlのワインが入っている。その量は健康を損なわないため

(アルコール依存症にならないため)1回の食事で許されるワイン量に

あたる。ただし肉体労働者は体からのアルコール排出速度が

早く500mlまでは大丈夫ということで田舎の食堂では

カラフの容量は2倍の500mlになる。

食堂側では一定量測って入れているがカラフによっては

上部空間にばらつきがありその空間が少ないカラフから

売れていくのは消費者心理なのでしょう。

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スプマンテ

原産地統制名称法によって特定された地域でつくられた

イタリア産発泡性ワイン。ピエモンテ州のアスティ群

クーオネ群、アレッサンドリア群の特定地域で栽培されたモスカートビアンコ種

のブドウだけで造った発泡性ワイン及びモスカートナチュラレダスティの内

天然醸造法で作られた発泡性ワインで3群内で醸造瓶詰めされた物を

モスカートダスティスプマンテあるいはアスティスプマンテと呼ぶ

ただし原産地統制名称成立以前少なくとも10年以上前に

発泡酒を作っていたトリノやミラノに本社のあるメーカーは

農林省の許可を得てスプマンティザードフォーリーゾーナ

と表示すればアスティスプマンテとして

販売できる。イタリアの天然発泡性ワインとして、ほかに

ヴェネト州のトレヴィーゾ群のヴァルドッビアーデネ村やコネリャーノ村

などの指定畑で栽培されたプロセッコ種に10%まで

ヴェルディーゾ種を混用して造ったプロセッコディコネリャーノや

プロセッコディヴァルドッビアーデネもある。