ガイヤック

パリの南680キロボルドーへ流れるガロンヌ川の支流

タルン川の右岸の町。昔はガメ-種やシラー種で赤ワイン

を作っていたが次第に生産されなくなり現在ではモーザックブラン

やモーザックローズなどの品種を使ったAOCの白ワイン

が作られている。果実香に富んだ軽い辛口ないし中辛口の白ワイン

やワイン1リットルあたり70gの糖分を含んだガイヤックドゥーもある

シャンパーニュ地方と異なり補糖せずそのかわりぶどう果汁をろ過したり

遠心分離して酵母の数を減らしゆっくり発酵させる。はじめ比重1.10くらいの

果汁を10月よりクリスマスないし2月頃までゆっくり発酵させ比重1.02くらい

になったところでろ過し瓶に詰めて後発酵させる後発酵中1日何度でも

瓶を180度回し澱を口元まで移動させていく。最後にこれを手早く抜いて

打栓するこの製造方法はこの地方で自然発生的に生まれたもので

ガイヤック方式といわれる。これを機械化し瓶に詰めて後発酵したものを

ー3℃に冷却し窒素ガス、ボンベにつないだ冷却ろ過機で新しい瓶に詰め替える

方法もある。