ブランデーの由来

ブランデーとは、本来ぶどうを発酵、蒸留した酒につけられた名称であった。

しかし、現在では果実を主原料にする蒸留酒すべてについてこの名称が使われている。つまり、狭い意味でのブランデーと、広い意味でのブランデーとの2つの用法があるのだ。

歴史的に見るならば、まずぶどうを原料にしたブランデーがフランス西南部のアルマニヤツク、コニャック地方で造られるようになり、17世紀後半から商業化の時代に入った。

一方、そのバリエーションとして、ぶどう以外の果実を原料にしたブランデーも、フランス各地で商品化されるようになったと考えていいだろう。

ブランデーという名称は、コニャック地方でぶどうをワインにし、さらにそれを蒸留したものを、ヴァン・ブリュレ(ワインを焼いたもの) と称したことに由来する。それをこの地に取引にやってきたオランダの貿易商人たちが、オランダ語に直訳して”ブランデウェイン”と称して輸出した。その主要な輸出先はイギリスだったが、イギリス人たちはこの語を縮めて”ブランデー”と呼ぶようになった。だからブランデーの当例の意味は、ワインを蒸留した酒のことだったのである。

こうしたワイン蒸留型の代表的な例が、フランスでい、つならばコニャック、アルマニャック、フレンチ・ブランデー、及びオー・ド・ヴィー・ド・ヴァンなど。また、ドイツ、イタリア、スペイン、東欧、アメリカ、日本のブランデーも、このタイプのものが主流である。

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ミュコー MEUKOW

コニャック・ブランデーの中でも、親しみやすいスタンダードな味。

黒豹というイメージとは裏腹に甘みを感じるまろやかな仕上がり。

1862年、メウコフ兄弟(シベリア出身)が設立。

第一次大戦後フランス側に没収される。ブランドはフランス読みのミュコーで残る。

ボトルには、躍動する豹の姿が浮き彫りされるという

意表を突いたデザインが採用されている。

ブラック・パンサー、VSOP・スペリュール、ナポレオンなどが有名。

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シャトー・ポーレ CHATEAU PAULET

フランス大統領官邸エリゼ宮御用達コニャック

コニャックの4地区(グランド、プティット、ボルドリ、ファンボア)

のみに限り原酒を貯蔵・熟成。個々の特性を活かしてブレンドしている。

コニャック市の中心地グランド・シャンパーニュ地区のスゴンザック町に1848年設立。

伝統の技術を今も受け継ぐ。

10年以上の熟成酒をブレンド。シャトー・ポーレの代表格。

エレガントな仕上がり、豊かな味わいのナポレオン・エクストラ。

4~8年熟成させた原酒をブレンド。甘美な中に力強い味わいがある。

ボトルのデザインは有名デザイナーのカルヴァン・クライン氏のVSOPなどが有名です。

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ヘネシー Hennessy

自家ブドウ園と蒸留所を持つ名門。

日本に最初に輸入されたコニャックのブランドでもある。

長期熟成の原酒を巧みにブレンドし、独自の味わいに仕上げている。

1765年、アイルランド出身のリチャード・ヘネシーにより創立。

4代目モーリス・ヘネシーは、自社ラベルの瓶詰めによる出荷を、

熟成度を示す☆☆☆マークを、コニャックとして初めて採用した。

創業者リチャード・ヘネシーのリチャードをフランス式に読んだ、

ヘネシー社の最高級品でボトルはバカラクリスタルのリシャール。

長期熟成の古酒を贅沢にブレンドした重厚な味のパラディ・エクストラ。

円熟した豊かさが味わえる定番人気のヘネシーXO。

その他、VSOPフィーヌ・シャンパーニュ、VSOPプリビレッジなどが有名です。

ヘネシーリシャールを売るならこちらへ!

マーテル MARTELL

古典的、伝統的な作りのコニャック。販売量ヨーロッパでナンバーワン!

ヘネシー、レミーマルタンとともにコニャックのビッグ3。

味の特徴は、熟成からくる華やかな香り、気品ある味わい。繊細な香味。

1715年、英仏海峡の小島ジャージー島出身のジャン・マーテルがコニャックに移り住み、創業。

ブレンダーは世襲制で、最高のコニャック造りを目指す情熱と技術は8世代にわたり継承されている。

ボトルに描かれているシンボルマークのゴールデン・スワローは、

マーテルの誕生を祝福して飛来したとのいわれから使われるようになった。

24金をあしらったデカンターに長期熟成古酒をブレンドして詰めたもので、

絶妙のバランスで、マーテルの最高級品のロール・ド・マーテル。

絶妙な香りと味わいのバランス、マーテルのベストセラーのスリー・スター。

「青いリボンの勲章」を意味するその名前、

繊細で豊かな香りで柔らかく深みのある味わいのコルドン・ブルー。

40年以上熟成の秘蔵の長期熟成原酒のみをブレンドした豊かな香り・味わいのエクストラなどが有名です。

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コニャック

量、質ともに世界第一を誇るフランスのオー・ド・ヴィ(ブランデー)の

産地パリの南西465KMにあるコニャックの街を中心にAOCの指定する

生産地域はシャラントマリティム県のほぼ全域とシャラント県の西半分に

またがり一部はドゥーセーブル県とドルドーニュ県に及んでいる

4世紀の詩人オーゾンヌが友人ポーリュスに宛てた手紙にシャラント川に

沿った丘陵地帯ノブヌスが葡萄で覆われている様子が述べられている

13世紀のラロッシュル港から無関税でワインが船積みされるようになり

14世紀にはイギリス、オランダ、デンマークなどに輸出され始めた

ジェアンドローダンによると1623年パリでは大量のワインが飲まれていたが

中でもラロッシュル物は好評であったという。

しかしワインの生産が需要を上回り投げ売りが行われるように

なった。1630年頃にコニャック地方でワインの蒸留が普及し始め

薬用であったオー・ド・ヴィが嗜好飲料として認められるように

なったのは17世紀末のことである。18世紀に入るとオー・ド・ヴィコニャック

として区別されるようになり銘酒コニャックの名前が生まれたのは18世紀始めと

推定される。