ウイスキーといえばスコッチ

ウイスキーの代名詞ともいえるスコッチ・ウイスキーは、スコットランドで蒸留されたウイスキーのこと。スコットランド内での蒸留や、スコットランド内での3年以上樽熟成などがスコッチ・ウイスキーと名のれる法的条件になっている。

スコッチの銘柄はじつに多彩だが、大きくは、大麦麦芽だけを原料とするモルト・ウイスキーと、トウモロコシなどの穀物を原料とするグレーン・ウイスキーに分けられる。このふたつは、原料だけでなく、蒸留法も異なっている。

数十種の蒸留所でつくられたモルト・ウイスキー数種のグレーンウイスキーを混合したものが、ブレンデッド・ウイスキー。カティサーク、ジョニー・ウォーカー、オールド・パーなど、一般に広く知られている銘柄の多くは、ブレンデット・ウイスキーなのだ。

カティサーク CUTTY SARK

帆船のウイスキー。麦芽の香味に懐かしさがある。

ほのかにオレンジの香りが漂う、さわやかな風味は、帆船の颯爽としたイメージとぴったりマッチする。

その帆船の名前カティサークというブランド名を付けたのも、ラベルの帆船の絵と、

「CUTTY SARK」「SCOTS WHISKY」という文字を手書きしたのも、ジェームズ・マクベイという画家である。

ラベルの文字が手書きというのは、あまり例を見ない。

カティサークは、ワイン商の通称ベリーズ社が、20世紀になってから初めて作った自社ブランドだ。

ブランド名を決める昼食会に招待されていたのがマクベイ。

彼はその場で、中国から紅茶を運ぶ高速帆船として大活躍した有名帆船「カティサーク」を思いついた。

カティサークは、当時はもう役目を終えていたが、ポルトガルに売却されていた同帆船が

イギリスに買い戻され、それが大きな話題になっていた。会議に集まった人達は皆「それだ!」と。

現在、世界百数十ヶ国で販売される大ブランドが、まさにこのとき誕生したわけだ。

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