シャンパーニュ地方

フランス北東部の地域圏で、パリから東へおよそ150km、アルザス・ロレーヌ地方の西側に位置し、

フランスのブドウ栽培地としては最北になります。

07年6月のフランス新幹線の開通で、パリからは約45分で行くことが出来るようになりました。

平原を意味するラテン語のカンパニア(Campania)が地名の由来だけあって、

一面に広がるなだらかな平原と、点在する歴史的建造物のコントラストが、

まるで絵画のように美しい地域です。この地は、イタリアとフランドルを結ぶ南北の交通路、

ドイツとスペインを結ぶ東西の交通路の交差点として栄えてきました。

シャンパーニュ地方を構成しているのはマルヌ県、オート・マルヌ県、エーヌ県、アルデンヌ県、

セーヌ・エ・マルヌ県、オーブ県の一部となります。

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グランツ GRANT’S

スペイサイド・モルト中心の原酒が華やかな香りと、切れ味さわやかな奥深い風味を紡いでいるグランツは、

日本にも根強いファンが多い。グランツの三角ボトルを見ると、グレンフィディックを思い出すだろう。

そう、同じボトルの形から想像できるように、どちらも同じ会社のウイスキーなのだ。

元々はモルトの蒸留所だったが、モルトの最大の顧客だったブレンド会社が倒産するという悲劇に遭遇して

経営危機に陥った。それをどうにか乗り切り、今度はブレンデッドの製造にも乗り出したのだ。

現在ではイギリス国内で売り上げ上位に入るほど成長している。その起死回生の道のりには、

創業から5代目の現在まで、大企業の傘下に入らず、ファミリーだけで守り抜いてきた歴史がある。

三角ボトルは、それぞれの面が、火(石炭の直火焚き)、水(良質の軟水)、

土(大麦とピートという大地の恵み)をあらわしている。これは、ウイスキーはこの3つから造られているとの、

創業者ウイリアム・グラントの信念が元になっているのだという。

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レコルタン・マニピュラン

品質管理に優れたグラン・メゾンのシャンパンは、いつ飲んでも安定した美味しさを提供してくれ、

期待を裏切られる事がまずありません。その分、意外性は少ないかもしれません。

時には新たな出会いを求めて冒険をしてみたいと思ったら、レコルタン・マニピュラン(以下RM)のシャンパンに

挑戦してみる事をお勧めします。RMとは自社畑のブドウのみでシャンパンを造る小規模生産者のことで、

グラン・メゾンが大企業なら、小さな個人経営のお店といったイメージ。

自社畑(ほとんどがとても小さい)のブドウのみを使うRMは土壌が命。

そのためビオディナミなどのオーガニック栽培や減農薬農法などを積極的に取り入れる生産者も多く、

その結果、土壌の個性を引き出したユニークなシャンパンが数多く造られています。

品質にバラつきがあるなどリスクも少なくありませんが、

衝撃的なオンリーワンと出会う可能性に満ちているのもRM。もともと生産数が少ないところにきて、

このところのブームでカリスマ的人気のジャック・セロスなどは、すっかり幻のシャンパン状態が続いています。

だからこそ、自分だけのオンリー・ワンRMを探してみるのも、楽しいのではないのでしょうか。

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ルイ・ロデレール Louis Roederer (メゾン所在地区 ランス)

世界最古のプレステージ・シャンパン「クリスタル」を誕生させたメゾン、

ルイ・ロデレールは200年以上続く家族経営で最高品質を追い求める。

1776年にランスで設立したデュボア家を前身として、事業を引き継いだルイ・ロデレールの名にちなんで、

現在の社名になったのが1833年のこと。以来、ルイ・ロデレール社は200年以上続く家族経営で、

徹底した品質管理を行っているメゾンです。最高品質のシャンパンを追求する姿勢は、

ドザージュで使用するリキュールワインに5年から8年の熟成期間を設けているということからも、

窺い知ることが出来ます。また、生産量の75%を補うことが出来る自社畑を所有しているというのも、

これだけの規模のメゾンとしては非常に珍しいことなのです。ルイ・ロデレールといえば、

同社の最高級プレステージ・シャンパン「クリスタル」を思い浮かべる人も多いでしょう。

シャンパンには珍しい透明なボトルが優雅な「クリスタル」は、1876年にロシア皇帝アレクサンドル2世のために

ルイ・ロデレールが特別に造ったシャンパンが起源。

現在、殆どのメゾンが最上級のプレステージをラインナップに掲げていますが、

この「クリスタル」こそが最古のプレステージ・シャンパンと言われています。

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グレンファークラス GLENFARCLAS

”鉄の女”と呼ばれたイギリスのサッチャー元首相が好んだと言われるのがこのモルト・ウイスキー。

特にアルコール度数60度のグレンファークラス105がお好みだったというから、さすが鉄の女?

さわやかなフルーティーさが持ち味で、水で割ってもしっかりした深いコクがある。

食後のゆったりとしたひとときに口にするのにぴったりだ。

このモルトは、背後にそびえるベンリネス山の雪解け水を源流とする泉の良質な軟水を使用し、

ガスバーナーで直火焚きをしている。そしてスペイサイドで最も大きなスチル(蒸留器)で蒸留し、

最後はシェリー樽(シェリー酒貯蔵用の空樽)で寝かされる。こうして生まれたモルトは、

ブレンダーが選ぶスペイサイドトップ3に常に選出されている、スペイサイドを代表する逸品だ。

グレンファークラスとは、スコットランドの言語ゲール語で”緑の草原の谷間”の意味。

スペイ川を望む草原に立つ蒸留所は、創業1836年。

創業者一族がいまだに家族経営をしている、数少ない蒸留所だ。

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ダルモア DALMORE ハイランド

ほのかに甘くフルーティーな香りが漂い、コクがあってスパイシー、

微かにスモーキーなダルモアは、食後の休息の時間にゆったりと味わいたい。

コクのあるモルト・ウイスキーには葉巻がよく合う。ダルモアには、葉巻に合うよう、

12年と21年の熟成モルトを特別に合わせたシガー・モルトが発売されている。

またモルトファン垂涎の、50年以上眠っていたダルモアがある。

1920年~1930年代に仕込まれたモルト・ウイスキー、黒の陶器に大切に詰められた「ダルモア50」が、

わずかながら出回っているのだ。バナナ葉巻をくゆらせながら味わったら、最高の気分だろう。

なお各ラベルの上、ボトルの肩付近に立派な角の牡鹿の紋様が描かれているが、

ダルモア蒸留所のあるロス州は、昔から鹿撃ちで名が知れていた土地だ。

それが牡鹿デザインの由来になっているという。

蒸留所は、ロス州アルネス町郊外の、クロマティー湾を見下ろす絶景の地に建っている。

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ポメリー Pommery (メゾン所在地区 ランス)

現在の主流、辛口(ブリュット)を生み出したマダム・ポメリー。

芸術を造るようにシャンパンを造る精神は今も受け継がれている。

大手メゾンが軒を連ねるランスでも、ひときわ目を引くポメリー。

エリザベス王朝様式の優雅な社屋、ローマ時代からの巨大な地下カーヴ、

アール・ヌーヴォーを代表する芸術家エミール・ガレの装飾が施された大樽と、

雄大な敷地のそこここに、華やかな業績を物語る痕跡を見ることが出来ます。

創業は1836年。その後、1856年にルイ・A・ポメリーの参加によりポメリー・エ・グレノと社名を変え、

更にルイの死後、事業を引き継いだマダム・ポメリーにより、同社は大きく繁栄することになります。

当時、シャンパンはまだ甘口でデザート的に楽しまれることが殆どでした。ところが英国では辛口が

好まれていることに着目したマダム・ポメリーは、辛口(ブリュット)を考案し、販売したのです。

食前酒としてだけでなく、食事にも合わせられる辛口シャンパンは大人気となり、

この「ブリュット・ナチュール(現在のブリュット・ロワイヤルの元祖)」のお蔭で

英国でのシャンパンの消費量が一気に3倍にも跳ね上がったと言います。

「シャンパンを造ることは芸術を造ること」という言葉を残し、シャンパン造りに情熱と、

大きな功績を残したマダム・ポメリーの精神は、今でもポメリーとシャンパーニュの至る所に息づいています。

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サロン Salon (メゾン所在地区 コート・デ・ブラン)

シャンパン好きが自分や知人のために作り始めたこだわりのシャンパン。

モノ・セパージュやヴィンテージ限定など、サロンならではの製法。

ただ1種のヴィンテージ・シャンパンのみを造り続け、年間生産本数は6万本程度と小規模。

それでいてシャンパン界に名を馳せ、世界中の愛好家達を虜にしているサロンのシャンパン。

サロンは元々シャンパン好きだったウジェーヌ・エメ・サロンの趣味が高じて作られたメゾン。

それ故一切妥協無しにシャンパンを造り上げました。代表的なこだわりがモノ・セパージュ。

シャルドネ単一種によるブラン・ド・ブランしか造らず、それもグラン・クリュのル・メニル・シュール・オジェの

最高のブドウの一番搾り果汁しか使用しない徹底ぶり。最良のブドウが収穫できた年しか生産しないため、

サロンブランドとしてはシャンパンを全く製造しない年すらある程、妥協は一切なし。

更に規定ではヴィンテージは最低3年の瓶内熟成が義務付けられていますが、

サロンの場合は10年前後も熟成されているのです。フランスのワイン専門誌でも常に高い評価を得ている

本格派シャンパンは、高価でも決して後悔のない至高の1本です。

徹底した完全主義に貫かれ、なかなか入手できないのが難点と言えば難点かもしれません。

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ボウモア BOWMORE

アイラ入門にぴったりの一杯!

同じアイラ島でも、北は比較的軽やか、南は重厚なモルトが造られているが、

ボウモアは島の中心にあるためか、その中間的な風合いだ。

アイラの特徴であるスモーキーさは多少抑えられていて、その分フルーツや花などの多様な香りが

織り交ざっている。それが絶妙のバランスを保って、瓶に詰まっているのだ。

複雑で芳醇なその味は、アイラ全体を知るのにまさにうってつけ。

アイラの中では飲みやすいので、アイラ・モルト入門に、まずは試してみたい一杯だ。

ボウモアとは、”大きな岩礁”の意味。

創業1779年と、アイラ島では最も古い蒸留所が、海に浮かぶ要塞のようにそびえている。

自社で麦芽製造もする、数少ない蒸留所の一つで、現在はサントリーが所有している。

ボウモア蒸留所で面白いのは、蒸留器の冷却用の水を使って、温水プールを造り、

地元の人達に開放していること。何しろウイスキー造りは島の主幹産業。島の生活そのものの蒸留所を、

島民たちの憩いの場として大いに利用してもらおうというわけだ。

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鶴 TSURU ニッカウヰスキー

贈答用にも喜ばれる豪華なボトル。深い琥珀色の液体をグラスに注ぐと、ふくよかな香りが昇りたち、

高級ブランデーのようなまろやかな飲み口。その芳醇な味わいに、ひとときの安らぎを感じる。

さすが最高級ブレンデッド・ウイスキーと称するに恥じない、重厚な味わいだ。

ブランド名は、ニッカの創始者・竹鶴政孝氏からとったもの。ボトルに描かれたレリーフは、

竹鶴家に伝わる「竹林に遊ぶ鶴」という屏風絵をモチーフにしたものだ。竹鶴氏は、ウイスキーの本質は

モルト・ウイスキーにあると信じ、余市と仙台に蒸留所を建設し、理想のモルト造りを行なってきた。

中でも余市は、海外の評論家から「世界の6大モルトのひとつ」との高評を得ている。 この余市と宮城で

大切に育てられたモルト・ウイスキーをベースとして、グレーン・ウイスキーと絶妙のバランスで

ブレンドされた鶴は、創始者竹鶴氏の夢を具現化したものと言えるだろう。

鶴をイメージした形の、格調高い陶器入りは、贈答用にも喜ばれる豪華タイプ。

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