ウイスキーといえばスコッチ

ウイスキーの代名詞ともいえるスコッチ・ウイスキーは、スコットランドで蒸留されたウイスキーのこと。スコットランド内での蒸留や、スコットランド内での3年以上樽熟成などがスコッチ・ウイスキーと名のれる法的条件になっている。

スコッチの銘柄はじつに多彩だが、大きくは、大麦麦芽だけを原料とするモルト・ウイスキーと、トウモロコシなどの穀物を原料とするグレーン・ウイスキーに分けられる。このふたつは、原料だけでなく、蒸留法も異なっている。

数十種の蒸留所でつくられたモルト・ウイスキー数種のグレーンウイスキーを混合したものが、ブレンデッド・ウイスキー。カティサーク、ジョニー・ウォーカー、オールド・パーなど、一般に広く知られている銘柄の多くは、ブレンデット・ウイスキーなのだ。

リンゴもキウイもワインになる

ワインになる果実は、ぶどうだけではありません。ただ、ぶどうは発酵をはじめから持っていて、とてもお酒になりやすい果実なのです。ですから、ぶどう以外の果実でも、酵母を加えることのよってのワインをつくることができるのです。

リンゴからも、もちろんワインをつくることができます。シールドと呼ばれているものがリンゴのワインです。シールドの本場は北ヨーロッパです。シールドというのはフランス語で、英語ではサイダー、といいます。

フランスでは、北部ノルマンディー地方で栽培されているリンゴから「シールド」をつくっています。ここでつくられる「シールド」は、イギリスの「サイダー」よりはコクと個性の強い風味を持っていて、とても親しまれています。

珍しい物では、キウイのワインがあります。ニュージーランド特産のキウイでつくられるワインで、柔らかい口当たりと爽やかさが特徴です。ビタミンCがたっぷりと含まれていて、ヘルシーなワインでもあります。ワインになるキウイは、とくに優れたヘイワード種が使われています。