ヴァレ・ド・ラ・マルヌ Vallee de la Marne

『マルヌ渓谷』という意味のこの地域は、シャンパーニュ地方の中心にある

エペルネから西に広がったマルヌ川流域を指し、ピノ・ムニエが多く育てられています。

エペルネはランスのような派手さはないもののモエ・エ・シャンドン、ポル・ロジェ、

ペリエ・ジュエなどのメゾンや、シャンパン生産者組合(CIVC)の本部が置かれています。

また、シャンパンの父ドン・ペリニヨン神父が

生涯を捧げた修道院のあるオーヴィレール村もこの地域にあります。

●この地方のグラン・クリュ

アイ、トゥール・シュール、マルヌ

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ピノ・ムニエ Pinot Meunier

白い果汁の黒ブドウ。ヴァレ・ド・ラ・マルヌで多く栽培。単に「ムニエ」(Meunier)とも呼ばれ、

葉の表面が粉をふいた様に見えるのが名前の由来(ムニエとはフランス語で粉屋のこと)。

熟成感とフルーティーさを与える黒ブドウで、ブレンドしたワインの熟成を早めてくれますが、

反対に長期熟成には不適。ピノ・ノワールよりやや軽く、バランスの取れた味わい。

柔らかさを醸し出し、ブレンドしたワインにまろやかさとブーケを与えます。

ピノ・ノワールとシャルドネの補助品種のイメージが強く、ともすると一段下に見られがち。

しかし最近ではその2種には無い個性を重用されています。

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