「スコッチの父」はシャープな切れ味を持つ!
ザ・グレンリヴェットは珍しく硬水(通常は軟水)が使われており、
シャープな切れ味とフルーツや花のような香りを持つ。
スコッチの歴史は、密造の歴史でもあります。
18世紀初頭に、スコットランドがイングランドに統合されて以降、
ウイスキーにとんでもない重税が掛けられるようになり、スコットランドの人々は、
長い間山奥の深い谷間でこっそりとウイスキーを造っていた。
イングランドがあまりの密造の多さに音を上げて、課税緩和策をとったのが1823年の事。
これにより、ウイスキーの密造時代はようやく終わりを告げた。
翌年、初の政府公認蒸留所として認可されたのが、このグレンリヴェットである。
密造酒仲間からは裏切り者扱いされたが、このモルト・ウイスキーは大人気を博し、
次々に同じ名前のウイスキーが現れる始末。たまりかねて訴訟を起こしたほどだ。
それ以来、名前の上に「ザ」をつけ、これぞ本物のグレンリヴェットであることを誇っている。