ピエモンテ地方 PIEMONTE

イタリア語で「山の足」という名の通りアルプスのふもとにあるピエモンテ州は、

イタリアの重要な赤ワインの産地で品質、格ともに高いことで知られる。

ワインの王であり、王のワインとされるバローロ、その弟格と言われるバルバレスコ、

コクのあるガッディナーラなどが代表的なもの。

発泡性ワイン(スプマンテ)でマスカットブドウの個性的な香りがするやや甘口の白、

アスティ・スプマンテも有名。

バローロを売るならこちらへ!

スパークリングワインの製造方法

スパークリングワインとは発泡性ワインの総称で、一般にガス圧が3気圧以上のものを言い、

製造方法にはメトード・トラディショナル方式、シャルマー方式、

トランスファー方式、メトード・リュラル方式、二酸化炭素吹き込み方式などがあります。

メトード・トラディショナル方式とは伝統的手法、つまりシャンパーニュ方式のこと。

まずスティルワイン(普通の非発泡ワイン)を造り、それを瓶内で二次発酵させます。

瓶内でのゆっくりした発酵とその後の瓶内での熟成が、きめの細かい泡を造り上げます。

スペインのカヴァ、ドイツのゼクトの一部、イタリアのスプマンテの一部などもこの製法で作られています。

一方、シャルマ方式は瓶内ではなく、大きな密閉耐圧タンク内で二次発酵を行います。

この方法だと、一度に大量に生産でき、シャンパーニュ方式より短期間で製品化が可能なため、

コストを抑えることが出来ます。製造過程で空気に触れないため、

フレッシュでフルーティーなスパークリングワイン造りに適し、

ゼクト、スプマンテの多くはこの製法で作られています。

トランスファー方式は、瓶内二次発酵をさせた炭酸ガスを含んだワインを、

加圧下のタンクに移して冷却、澱を取り除いた後に、新たに瓶詰めする製法。

シャンパーニュ方式における「動瓶」と「澱抜き」が簡略化されています。

メトード・リュラル方式は、発酵途中のワインを瓶詰めして、残りの発酵を瓶内で行う製法で、

二酸化炭素吹き込み方式は、その名の通りスティルワインに炭酸ガスを吹き込む製法です。

スパークリングワインを売るならこちらへ!

スプマンテ

原産地統制名称法によって特定された地域でつくられた

イタリア産発泡性ワイン。ピエモンテ州のアスティ群

クーオネ群、アレッサンドリア群の特定地域で栽培されたモスカートビアンコ種

のブドウだけで造った発泡性ワイン及びモスカートナチュラレダスティの内

天然醸造法で作られた発泡性ワインで3群内で醸造瓶詰めされた物を

モスカートダスティスプマンテあるいはアスティスプマンテと呼ぶ

ただし原産地統制名称成立以前少なくとも10年以上前に

発泡酒を作っていたトリノやミラノに本社のあるメーカーは

農林省の許可を得てスプマンティザードフォーリーゾーナ

と表示すればアスティスプマンテとして

販売できる。イタリアの天然発泡性ワインとして、ほかに

ヴェネト州のトレヴィーゾ群のヴァルドッビアーデネ村やコネリャーノ村

などの指定畑で栽培されたプロセッコ種に10%まで

ヴェルディーゾ種を混用して造ったプロセッコディコネリャーノや

プロセッコディヴァルドッビアーデネもある。