フルジョワ級の行方

2003年に行われたブルジョワ級の4各付け見直しは、格下げ、となったシャ卜ーからの訴訟を受け、07年に新格付けの無効が決定した。

ブルジョワ級組合から改組したブルジョワ級重盟は、一時期、格付けとは無関係の品質表示として「ラベ・クリュ・ブルジョワ」を検討していたが、08年2月に新格付けの導入を決定。審査は毎年行われ、パスしたメドックのシャ卜ーのみクリュ・フルジョワを名乗れる。

上位格付けのブルジョワ・エクセプシオネル、ブルジョワ・シューペリュールはなくなった。

ブランデーの由来

ブランデーとは、本来ぶどうを発酵、蒸留した酒につけられた名称であった。

しかし、現在では果実を主原料にする蒸留酒すべてについてこの名称が使われている。つまり、狭い意味でのブランデーと、広い意味でのブランデーとの2つの用法があるのだ。

歴史的に見るならば、まずぶどうを原料にしたブランデーがフランス西南部のアルマニヤツク、コニャック地方で造られるようになり、17世紀後半から商業化の時代に入った。

一方、そのバリエーションとして、ぶどう以外の果実を原料にしたブランデーも、フランス各地で商品化されるようになったと考えていいだろう。

ブランデーという名称は、コニャック地方でぶどうをワインにし、さらにそれを蒸留したものを、ヴァン・ブリュレ(ワインを焼いたもの) と称したことに由来する。それをこの地に取引にやってきたオランダの貿易商人たちが、オランダ語に直訳して”ブランデウェイン”と称して輸出した。その主要な輸出先はイギリスだったが、イギリス人たちはこの語を縮めて”ブランデー”と呼ぶようになった。だからブランデーの当例の意味は、ワインを蒸留した酒のことだったのである。

こうしたワイン蒸留型の代表的な例が、フランスでい、つならばコニャック、アルマニャック、フレンチ・ブランデー、及びオー・ド・ヴィー・ド・ヴァンなど。また、ドイツ、イタリア、スペイン、東欧、アメリカ、日本のブランデーも、このタイプのものが主流である。

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ギリシャのワイン

「ワインの故’郷」ギリシャでは、エーゲ海に浮かぶ島々を含め、全土でワインが造られている。なかでもペロポネソス半島とクレタ島は盛んで、この2地域で全生産量の約半数を占めている。

ぶどう品種は、回有のものだけで300種にものぼる。白ワイン用は、ペロポネソス半島に多いロディティス、レツィナの原料となるサヴアティーノなど。赤ワイン用は、果実風味に富むアギオルギテイコ、北ギリシャで広く作られているクシノマヴロなどがある。長い伝統の一方、現代的な醸造設備、技術の下、洗練された新しいスタイルのワインも生まれている。

 

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オーストリアのワイン

オーストリアのワインは、ドイツに似て白が優勢。酒質もドイツ産に比較的似ているが、気候条件の差などのために、こちらの方が一般的にアルコール度数が高く、辛口で、食中酒に適している。

産地はニーダーエスターライヒ、ブルゲンラントの2州を中心とする東部の諸州。ハンガリーに隣接するブルゲンラントの貴腐ワインをはじめとする甘口ワイン置や、ウィーン郊外のグリンツイング村のホイリゲと呼ばれる居酒屋で出す軽い炭酸を含んだ新酒などは観光ともからめて有名。ぶどうは、白用では同国原産のグリューナー・フェルトリーナーが、また赤用ではブラウフレンキッシュなどが多い。

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ポルトガルのワイン

ポルトガルはユネスコの世界遺産に、ぶどう畑が2ヵ所(ドウロとピコ島) も認定されている。ワイン造りの歴史は古く、ローマ時代には輸出もしていたという。また、1756年には、ポート・ワインの生産地域を限定する制度を導入しており、原産地統制呼称制度のパイオニア的存在でもある。

ボルトカルは、イベリア半島の大西洋側の約15%を占める。国土は南北に細長
く、北部と南部、海側と山側でぶどう栽培条件が異なる。また、各地に多くの固
有品種をもつのも大きな特徴。狭い国土ながら、それぞれの地域性を生かした、
個性豊かなワインの数々が生み出されている。タイプも微発泡の白から、フルボ
ディの赤までバラエティ豊かだ。

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ザ・グレンモーレンジ・ディスティラリー社

蒸留所はハイランド北部、ロス州のテイン町に1843年に創業した。蒸留所の前身はビール工場。
近郊は良質の水とピー卜を産することでも知られている。グレンモーレンジは191日年かうマクドナルド&ミュアー社の所有となった(現在はザ・グレンモーレンジ社に社名変更)。

同社はアイラ島にアードベッグ蒸留所も所有している。ウイスキー造りでは彦しく硬質でミネラルが豊富な水を使い、麦芽の糖化を行っている。また、スコットランドで一番首の長い蒸留器を使用していることでも有名。蒸留器は初留6墓、再留6墓、合計12基を所有しており、加熱方法は蒸気蒸留方式。基本的に熟成にはバーボンの空き樽を使用。1995年には、長年の研究の成果である”仕上げの熱成 ”による新しいテイストも実現した。同社は2007年8月に大幅なリニューアルを敢行。定番だった旧年はオリジナルという名称となり、
4つあったウッドフィニッシュシリズも3種となって、名称も「工クストラマチュアード」と改められた。右端がオリジナルで、従来よりもデザイナーカスクの混和比率が高められている。
デザイナーカスクは樽材のホワイトオークに徹底的にこだわったグレンモーレンジ・オリジナルの樽
で、バニラや蜂蜜、柑橋系の香昧がより豊かになっている。ラサン夕、キンタルパン、ネクタード
ールはそれぞれシェリー樽、ポート樽、ソーテルヌ樽で仕上げの黙成を行ったもので、ラサンタは”情熱
” や”温かさ”、キンタ・ルバンのキンタは”ブドウ園”、ルバンは”ルビー色”、そしてネクター、ドールは”黄金の果汁” の意味がある。この3種はすべてノンチルフィルター、何度でボトリンクされている。ラベルの中央にシンボルマクとして使われているのは、蒸留所の近くにあるキャドボールストン(古代ピクト人の石)の紋様だ。
2008年に新しく導入されたのがアスターとシグネット。

アスターはデザイナー力スク100%のボトリングで力スクストレングス。シグネットは初年近い長黙のモルトから新樽熟成の原酒まで、グレンモーレンジのすべてが凝縮された逸品。

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欧州のブドウ畑を絶滅させたフィロキセラ

1850年代、シャンパーニュだけでなくヨーロッパ全土のブドウ畑が、とある虫によって壊滅的な状態に
追い込まれてしまいました。

その虫とは体長たった数ミリの”フィロキセラ(ブドウネアブラムシ)”。これが、ブドウの根から樹液を吸って成長し、気を枯らしてしまうというやっかい極まりない害虫で、免疫のなかったヨーロッパ中のブドウ畑は、あっという間に絶滅状態になってしまったのです。

このフィロキセラがどこからやって来たかと言うと、研究用に輸出されたアメリカ産の苗木に付着していたのです。

フィロキセラショックとも言うべき大惨事を経て、この寄生虫に耐性のある北アメリカ東部及び中部のブドウを台木とし、ヨーロッパ原産のブドウに接木するという方法で、危機を乗り超えました。

ヨーロッパのワイン史を語る上で避けては通れない悲劇として、そして大きな家訓として、現在でも語り継がれている出来事です。

シャンパンにまつわる名言「君たちみんなが朝食にシャンパンを飲めますように」

アレクサンドル2世専用としてバカラのクリスタルで供されたのが、世界初のプレステージ・シャンパンと言われているルイ・ロデレールの<クリスタル>ですが、このシャンパンを愛して止まなかったのがイギリスのロックバンド、クイーンのリードボーカルだったフレディ・マーキュリー。なんと高級品のクリスタルを、恋人の誕生日に1ダースも贈ったという豪快なエピソードがあります。シャンパンをこよなく愛し彼が残した言葉にはこんなものがありました

「君たちみんなが朝食にシャンパンを飲めますように」

以上、余ったシャンパンの買取はカインドベアまで

樹齢を重ねたブドウの樹はなぜ良いの?

樹齢を重ねたブドウの気は「VILLE VIGNES(ヴィエイユ・ヴィ―ニュ)」と呼ばれ、商品名にしている生産者もある程度。さて一体、古いブドウの何がいいのでしょう。

乾燥して水はけのよい土地に植えられたブドウの樹は、水分や養分を求め、下へ下へ根を伸ばします。そうして地下深くに伸ばした根は、何世紀にもわたって積み重ねられた様々な土壌から、地上付近では得られない豊かな土壌から養分を吸収することが出来ます。

ブドウの年齢はワインの質や個性に大いに影響するということで、そんな古木からブドウで造られたシャンパンは、凝縮感があり、深い風味と素晴らしい余韻があると言われています。

自然農法で造られた ビオワイン

ビオワインとは自然派ワインのことで、化学肥料を使用せず、なるべく自然の物を利用する農法で造られたワインのこと。ほかのワイン生産地同様に、シャンパーニュ地方でもレコルタン・マニピュランを中心に、熱心に取り組む造り手が増えています。

化学肥料の使用を必要最低限に抑える減農薬農法「リュット・レゾネ」で造られた物は、厳密にはビオワインではありませんが、限りなくビオに近い方法で栽培している生産者も少なくありません。

最大の特徴である独特な香りと薄めの色合い、そしてテカワールの個性を反映した、力強い味わいは、体験してみないとちょっとわかりづらいかも。今後アイテムが増えていくと予想されるので要チェック