アーリー・タイムズ EARLY TIMES

軽やかで甘く、女性からも支持される。「おや、これもバーボン?」と思わず声に出してしまいそうな、

程良い甘さと爽やかな口当たり、スマートな味わいが、アーリー・タイムズの最大の特徴。

その飲みやすさから、女性にも大いに人気があり、アメリカでの売り上げは常に3位以内に入っている。

このバーボンの故郷は、ケンタッキー州バーボン郡アーリー・タイムズ村。開拓初期の入植地だった

村の名をとったバーボンは、南北戦争の始まる前年の1860年生まれ。スコットランドからの移民の

家系によって造られ、有名ブランドに成長したが、禁酒法施行後、蒸留所は閉鎖された。

この蒸留所に目を付けたのが、すでに「オールド・フォレスター」で名が知れていたブラウン・フォーマン社。

アーリー・タイムズ社を買収し、同社の蒸留所でアーリー・タイムズを造り、今や看板商品にまで育て上げた。

現在のアーリー・タイムズは、蒸留所で独自に育てた酵母を使い、温度や湿度などを厳密に管理できる

近代的な設備で生まれる。古くして新しいバーボン、それがアーリー・タイムズだ。

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テタンジェ TAITTINGER (メゾン所在地区 ランス)

伝統を守りながらも時代を先読みする鋭い感性を併せ持ち、

フランス大統領御用達など国内外で大きな信頼を得る家族経営メゾン!

経営するファミリーの名前を社名に冠する、今日では数少ない家族経営のシャンパン・メゾンである

シャンパーニュ・テタンジェ社。フランス大統領の主催する公式レセプションで用いられるなど

フランス国内での名声はもとより、生産量の3分の2が国外へ輸出されていることからもわかるように、

世界的に有名なシャンパン・ブランドの一つです。

同社の最高傑作であるプレステージ「コント・ド・シャンパーニュ」が誕生したのが1957年。

ライフスタイルの変化などから、ワインにもエレガントさや軽さが求められていることを敏感に感じ取った、

前社長のクロード・テタンジェ氏の発案により、製造が開始されました。

現在では珍しくありませんが、シャルドネ100%、更にグラン・クリュのブドウのみを使うという発想は、

ピノが主体の重い味わいが好まれていた当時としては斬新で、シャンパン業界に大きな衝撃を与えました。

シュイイ、クラマン、メニル・シュール・オジェといった、コート・デ・ブランの中でも傑出した

シャルドネ畑として有名なグラン・クリュのみから造られた「コント・ド・シャンパーニュ」には、

テタンジェ社が追求するエレガントの極みが詰め込まれています。

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シラー 黒ブドウ品種

近年、各地で評価が上がっている、フランス・ローヌ河流域やオーストラリアが代表的な産地の

赤ワイン用品種。タンニンが多いため、紫がかった深紅色のパワフルなワインを生み、

素晴らしい熟成能力があります。オーストラリアでは「シラーズ」と呼ばれ、幅広いファンを獲得。

ロゼや赤のスパークリングで使用。

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アイリッシュ・ウイスキー

伝統的な製法で豊かな芳香を守る。

ウイスキー発祥の地はどこかと尋ねたら、多くの人がスコットランドと答えるかもしれない。

しかし正解はアイルランドだ。12世紀にはすでに穀物から蒸留された酒が飲まれていたと言われ、

それが移民と一緒にスコットランドに伝わっていったと言われる。

本家本元のアイルランドには、独立戦争などの影響もあり、現在はたった3箇所しか蒸留所がない。

しかしそれぞれ伝統を守り、スコッチとはまた別の個性の、美味なウイスキーを造り続けている。

アイリッシュ・ウイスキーの特徴は、蒸留を3回行なう事。

それによって平均85度という高いアルコール濃度になる。ストレート・アイリッシュ・ウイスキーという。

このストレートをそのまま商品化することもあるが、多くはグレーン・ウイスキーをブレンドする。

一般にアイリッシュ・ウイスキーという場合は、これを指す。

全般に、スコッチ・ウイスキーよりライトで、他国のウイスキーにない、独特の深みと影があるアイリッシュ。

同胞であるギネスビールとともに、ウイスキーの故郷の味を堪能してみたいものです。

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パイパー・エドシック Piper-Heidsieck (メゾン所在地区 ランス)

マリー・アントワネットやマリリン・モンローからカンヌ映画祭まで

世界のセレブリティーを夢中にさせるシャンパン・メゾン。

ドイツ生まれのフローレンス・ルイ・エドシックがフランスのランスへ移り住み、

1785年にメゾンを設立。そのエレガントなシャンパンは王室でも評判を呼び、

当時の王妃、マリー・アントワネットからも寵愛を受けました。

フローレンスの死後、甥達の代で3社に分かれたうちのひとつが現在のパイパー・エドシック社に。

パイパー・エドシックと言えば、カンヌ映画祭のオフィシャル・シャンパンとして認定されるなど、

映画との関係が切っても切れません。何と言っても、映画に登場した初めてのシャンパンであり、

”The Movie Champagne”という名誉ある異名も誇る程。

かのマリリン・モンローが夢中になったシャンパンとしても名高く、

真紅のラベルのスタンダード・キュヴェのように大変華やかなイメージが有ります。

その反面、フレッシュさを保つため、現在主流となっているマロラクティック発酵

(発酵の段階で高酸度のリンゴ酸からまろやかな乳酸に置き換わる現象)を行わないなど、

独自の哲学を貫く職人的な姿勢も。同社のシャンパンが世界各国で数々の賞を受賞し、

セレブリティーを始め多くのファンを獲得してきたのも、その品質の高さがあればこそと言えるでしょう。

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ランソン Lanson (メゾン所在地区 ランス)

歴史も規模もシャンパン界でトップクラスのランソン

近代的な設備を取り入れながらも、伝統的なシャンパンを守り続ける。

シャンパンのメゾンの中では3番目に古いランソン(最古はリュイナール、2番目はモエ・エ・シャンドン)。

創業者であるドゥラモット家の2代目が後継者に恵まれなかったため、

シャンパン造りに精通していたジャン・バプティスト・ランソンに事業を譲ったことから、

1837年に現在の社名に変更されました。ちなみにランソンのボトルネックラベルやコルクに、

2代目のニコラ・ドゥラモットがマルタ騎士団に所属していたことに由来しています。

このように歴史あるメゾンながら、現在は近代的な工場で製造が行われています。設備は最新鋭でも、

重要な工程は必ず人間の目で確認をする、目が疲れてミスが起こらないよう30分交替で行うなど、

あくまでもシャンパン造りの主役は人間。近年多くのシャンパンで取り入れられている

マロラクティック発酵(高酸度のリンゴ酸がまろやかな酸味の乳酸に変わる現象)もあえて行わず、

昔ながらのシャンパンの味わいを守り続けているのも特徴です。代表的な銘柄、ブラックラベルを飲めば、

ピノ・ノワールの力強い、それでいて優雅な味わいにシャンパンの伝統を感じることが出来るでしょう。

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ブルゴーニュ地方 BOURGOGNE

ボルドーと双璧をなす偉大な銘醸地ブルゴーニュのワインは

ボルドーとは異なり、殆どが一種類のブドウから造られる。

しかし土壌や造り手により味わいはかなり違う。全体的に赤ワインの生産量が多いが、

白ワインでは辛口のシャブリが世界的に有名。

この地方はAOCワインが更に格付けされ、

ラベルに畑名を表示した特級畑(グラン・クリュ)、村名と畑名の一休畑(プルミエ・クリュ)、

村名のみ、地区名、ブルゴーニュの地方名の順に栽培地が限定されるほど格が上となる。

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ピノ・ムニエ Pinot Meunier

白い果汁の黒ブドウ。ヴァレ・ド・ラ・マルヌで多く栽培。単に「ムニエ」(Meunier)とも呼ばれ、

葉の表面が粉をふいた様に見えるのが名前の由来(ムニエとはフランス語で粉屋のこと)。

熟成感とフルーティーさを与える黒ブドウで、ブレンドしたワインの熟成を早めてくれますが、

反対に長期熟成には不適。ピノ・ノワールよりやや軽く、バランスの取れた味わい。

柔らかさを醸し出し、ブレンドしたワインにまろやかさとブーケを与えます。

ピノ・ノワールとシャルドネの補助品種のイメージが強く、ともすると一段下に見られがち。

しかし最近ではその2種には無い個性を重用されています。

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ロゼ・シャンパンの製造法

ロゼとはフランス語で「バラ色」のことで、この色のシャンパンは女性を中心に人気があります。

ロゼ・シャンパンには大きく分けて二通りの製造法があります。

①瓶詰め前に白ワインに赤ワインをブレンドする「アッサンブラージュ」法。

ヨーロッパでは、シャンパンを含む発泡性ワインにしか認められていない方法です。

この方法で造ったロゼ・シャンパンは淡いピンク色で、バランスがよく飲みやすいタイプが多くなります。

②黒ブドウの果汁に果皮と種も一緒に漬け込み、適度な色と風味が着いた段階で果皮と種を取り除く、

「セニエ」法や「マセラシオン」法と呼ばれる製造方法。

手間がかかる上、果皮を果汁から取り除く最適なタイミングを計るのに高度な知識と技術が必要となります。

この方法で造られたロゼ・シャンパンは赤に近いしっかりとした色合いのピンク色で、

凝縮感のあるタイプが多くなります。

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ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン Veuve Clicquot Ponsardin

亡き夫の遺志を受け継いだマダム・クリコが築いた世界中で愛される偉大なるメゾン

ヴーヴ・クリコは、1772年に銀行家として成功したフィリップ・クリコによってランスに設立された

歴史あるメゾン。しかしフィリップに嫁いだポンサルダン家の令嬢こそが、このメゾンの主役なのです。

マダム・クリコは結婚後4年にして未亡人(ヴーヴ)となり、夫の遺志を受け継いで

シャンパン事業に自分の人生を捧げようと決意しました。当時はフランス革命の真っ只中にあり、

王室や貴族を取引先としていたシャンパン事業者には過酷な状況でした。

そんな中、マダム・クリコはロシアをはじめ海外に販路を広げます。

その結果、彼女がメゾンを取り仕切り始めた当初は5万本だった販売量が、

彼女が亡くなる頃には300万本にまで増加するほどの大成功を収めました。

その数字だけでも、彼女のビジネスウーマンとしての優秀さがわかります。

また、マダム・クリコは製造にも情熱を傾け、様々な功績を残しています。

その中でも最大と言えるのは澱を取り除く技法”ルミアージュ”を考案した事だと言えるでしょう。

それまで澱によって濁っていたシャンパンを飲んでいた人達にとって、

マダム・クリコが造り出した透明なシャンパンは衝撃を与えたに違いありません。

またロゼ・シャンパンを初めて海外に出荷したのもこのメゾンです。

ロゼには赤ワインをブレンドする製造法と、果皮を残してワインを造る製造法とがありますが、

クリコが採用したのは前者であり、現在でもヴーヴ・クリコはこの製法を貫き通しています。

「品質はただひとつ。最高級だけ」をモットーに、品質第一主義に務めてきたマダム・クリコによって

磨き上げられてきた同社のシャンパンは、現在世界120か国以上で販売されています。

ヴーヴ・クリコの繊細で美しいシャンパンを飲めば、

マダム・クリコが獲得したラ・グランダム(偉大な女性)という呼び名にも納得することでしょう。

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