ルヴァンダルマーニュ、ジャーマンワイン。ドイツのワイン
ドイツでぶどう栽培が始められたのは2世紀初頭の古代ローマ時代からで
ある。ローマ人は南方系の品種を持ってきて赤ワインを作っていた。
しかし北緯50度以南のドイツ西南部のワイン地帯とはいえ、厳しい
冬と日照時間不足は赤ワイン用原料葡萄に適さずアールや
ヴュルテンブルクなどに限られた地域を除き白ワインの生産が
主流を占めている。とくにリースリング種で造った白ワインは有名
ぶどう畑はライン、モーゼル、マイン、ネッカーの諸川の渓谷沿いに広がりそこに
上級ワインのための指定栽培地域であるアール、ヘシッシェ・ベルクシュトラーセ
、ミッテルライン、ナーエ、ラインガウ、ラインヘッセン、ラインファルツ
モーゼルザール・ルーヴァー、フランケン、ヴュルテンベルク、ヴァーデンなどがあり約9万Ha
の畑でぶどう栽培をしている。
単一の畑ごとにできるワインの香味は微妙に異なるものであるが
傾向の似たもの同士が集まって集合畑を作りそれが村落共同体単位地区に
統合され11の指定栽培地域を形成している。ドイツのQBA、QMPのラベルには
ワインの各付け、称号、醸造年度、瓶詰め場所、政府検定番号、栽培地域名、畑名
が明示されている。