軽やかで甘く、女性からも支持される。「おや、これもバーボン?」と思わず声に出してしまいそうな、
程良い甘さと爽やかな口当たり、スマートな味わいが、アーリー・タイムズの最大の特徴。
その飲みやすさから、女性にも大いに人気があり、アメリカでの売り上げは常に3位以内に入っている。
このバーボンの故郷は、ケンタッキー州バーボン郡アーリー・タイムズ村。開拓初期の入植地だった
村の名をとったバーボンは、南北戦争の始まる前年の1860年生まれ。スコットランドからの移民の
家系によって造られ、有名ブランドに成長したが、禁酒法施行後、蒸留所は閉鎖された。
この蒸留所に目を付けたのが、すでに「オールド・フォレスター」で名が知れていたブラウン・フォーマン社。
アーリー・タイムズ社を買収し、同社の蒸留所でアーリー・タイムズを造り、今や看板商品にまで育て上げた。
現在のアーリー・タイムズは、蒸留所で独自に育てた酵母を使い、温度や湿度などを厳密に管理できる
近代的な設備で生まれる。古くして新しいバーボン、それがアーリー・タイムズだ。