クラレット claret

英語圏の人々が使うボルドー産赤ワインの愛称。

アキテーヌの公女アリエノールが、1137年に結婚したフランス王ルイ7世と1152年に離婚し、

同年イギリス国王ヘンリー2世と再婚した結果、彼女が相続していたアキテーヌ公領とともに

ボルドーはイギリスの支配下におかれた。ヘンリー2世はボルドーの淡色赤ワイン、

ボルドー・クレーレを愛用したと伝えられるほど、クレーレはイギリス人に好まれ、

イギリスなまりでクラレットと呼ばれてボルドー・ワインの代名詞となった。