モルトウイスキーの製造法としては、大まかに六つの工程が考えられます。
まず第一番目が製麦「モルティング」ですね。二番目が糖化作業「マッシング」、三番目が発酵「ファーメンテ―ション」、4番目が蒸留「ディスティレーション」、5番目が熟成「マチュレーション」、6番目が「ボトリング」この六つの工程を経てシングルモルトの製品になっていきます。
お酒に関するうんちくや雑学など
モルトウイスキーの製造法としては、大まかに六つの工程が考えられます。
まず第一番目が製麦「モルティング」ですね。二番目が糖化作業「マッシング」、三番目が発酵「ファーメンテ―ション」、4番目が蒸留「ディスティレーション」、5番目が熟成「マチュレーション」、6番目が「ボトリング」この六つの工程を経てシングルモルトの製品になっていきます。
モルトウイスキーの原料は大きくいって三つあります。一番目が大麦、二番目が水、三番目がイースト菌です。グレーンウイスキーの場合、大麦の他にトウモロコシ、小麦、ライ麦なども使います。
起業家の中でもビッグファイブと称されるウイスキー会社を興したのは、「ジョニー・ウォーカー」のジョン・ウォカー、「ホワイトホース」のピーター・マッキー、「デュワーズ」のジョン・デュワー、「ブナキャナンズ」のジェームス・ブナキャナン、それから「ヘイグ」のジョン・ヘイグ、これらがビッグファイブと言われております。
ウイスキーブームというのは、十九世紀の後半に迎えたスコッチの一つのピークのことを指します。蒸留所にの数で言うと、一八二三年の酒税法改正の後にものすごく誕生しますが、その次に多くできるのは、19世紀後半です。今残っている蒸留所は大概その頃に建てられたものです。
ピュアモルトというのは、そのボトルの中にモルトウイスキー以外ははいっておりませんよという意味になります。ですから、もともとはブレンデッドウイスキーに対抗する言葉として使われたんだと思われます。
ということは、ピュアモルトというのは、シングルモルトの同義語と考えて問題ないと思われますが、例外がないとはいいきれませんので、見極めが必要ですね。
ロイヤル・ハウスホールドとは「英王室」を指す言葉。この格調高い名前のきっかけは、1897年、当時自社ブランドが英国公下院の公式ウイスキーにもなっていたジェームズ・ブキャナン社が王室の依頼を受け、皇太子(後のエドワード7世)専用のブレンデッドウイスキーを作ったことにある。
それは高い評価を受け、翌年正式に”王室御用達”の認定を得た。由緒正しいこのスコッチは飲める場所が限られ、一般に飲めるのは実は日本だけ。
まずは、原料が異なること。蒸留酒ではいろんな原料を使うことが可能です。例えばブランデーの原料はブドウ、つまり果実ですね。最初に醸造酒であるワインがあって、それを蒸留してブランデーがつくられる。イタリアのグラッパなども同じです。しかし、これらは穀物を原料にしていないのでウイスキーとはいえません。
次に熟成の違い。例えば焼酎のには、麦焼酎やそば焼酎、こめ焼酎などがあり、これは穀物を原料にしています。ただ、同じ穀物原料でも、焼酎は基本的には樽で寝かせません。ここがウイスキーと大きく違うところです。
もともとスコッチランドの地酒にすぎなかったスコッチが、世界の酒として認知されるようになったのはそれほど古いことではなくて、実はスコッチにブレンデットウイスキーが誕生してからの話です。今から150年前位、1850年代から60年代にかけてで、それが世界に浸透していったのは、十九世紀の終わりごろ、ヴィクトリア朝の時代のことです。世界の七つの海を支配した大英国のイギリス人、この中に当然スコットランド人も含まれているわけですが、彼らがスコッチが世界に進出するきっかけをつくったわけです。