ロマネ・コンティ

ブルゴーニュのコートドニュイ地区に属するヴォーヌロマネ村にある1.8haほどの

垣のある屋敷のうちグランクリュに相当する畑の名。ディジョンの南南西約19Km

のところにある。13世紀より17世紀までサンヴィヴァン修道院の修道士たちの所有地

であったが1625年に手放され1720年クローヌウブール家の手に渡ったが、ここを

欲しがったルイ15世の愛妾ポンパドール公爵夫人と張り合ったコンティ王子が大金を

積んで1760年に手に入れ1789年のフランス革命まで所有していた

ロマネとコンティを並べ書きするのはその為である

1795年パリの植木屋ニコラデフェールにより11万2000フランで買い取られ

その後数人の人の手を経て現在はロマネコンティ社に所属している。

第二次世界大戦前までは接木栽培をしないフランスで最後のブドウ畑であったが

戦中の硫化炭素の欠乏でフィロクセラにより潰滅し植えなおした葡萄で初収穫が

できたのは1952年のことであり以後毎年5klほどの収穫を続けている

かつての名声と数奇な過去によってロマネコンティは今でも手に入りにくいワインとして有名である

Landwein ラントヴァイン

原産地を表示したテーブルワイン。

フランスのヴァン・ド・ペイすなわち地酒に相当する。

ドイツでは15の地域が栽培地域に指定され、その地域名を、例えばモーゼルとラベルに表示できるが、上級ワインや称号付き上級ワインのラベルに見られる葡萄品種の表示や検査公認番号はなく、ドイッチャーターフェルヴァインと明記されている。

個性のある並酒で辛口と中辛口2つのタイプが有る。